掲載日
2015/10/30
2015/10/30
「ランバン」の従業員、アルベール・エルバス退任に抗議の声を上げる
掲載日
2015/10/30
2015/10/30
アルベール・エルバス(Alber Elbaz)が「ランバン(Lanvin)」を去るという発表を受けて、同メゾンの従業員が抗議の声を上げた。この決定を理解しかねるとして、筆頭株主のワン・シャオラン氏に説明を求めている。
「皆が混乱している。一体何が起きて、これからどうなるのか、我々はどうすれば良いのか?ショックが大きすぎる。彼に感謝しているのは勿論だが、それよりも戻って来てもらいたい。メゾン成功の秘訣を知っているのは、彼だけだ」と従業員の一人はラジオで話した。
「筆頭株主は台湾在住だが、現在緊急でパリを訪れている。我々の不安に耳を傾け、疑問に答え、従業員皆に納得の行く形での説明をするはずだ。我々の側からも、彼女に伝えたいことがある。アルベール・エルバスを返してほしい」と労働組合のメンバーは述べている。
また、労働組合は、パリ商事裁判所にもエルバス退任の決定に異議申し立てを申請しているという。
「ランバン」は現存する最も古いフランスのメゾンであり、1889年にジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)が設立した。アルベール・エルバスは2001年にクリスティーナ・オルティス(Cristina Ortiz)の後任として参画。ロレアル(L'Oréal)グループは、台湾の資産家ワン・シャオランをトップとする投資グループにブランドを売却した。
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