「トミー・ヒルフィガー」が再びピッティへ

by

Godfrey Deeny

掲載日
2017/05/17

　「トミー・ヒルフィガー」が、今年6月、フィレンツェで開かれるメンズ展示会「ピッティ・ウオモ（Pitti Immagine Uomo）」に再び参加するという。第92回は、6月13日～16日の期間開催される。

　ヒルフィガー本人も、「前回のピッティでのプレゼンテーションでは、ECとイノベーションに対する我々の取り組みを披露することができた。再びイノベーティブで類を見ないインスタレーションで参加でき、喜ばしく思っている」とコメントしている。
 
　前回のピッティ・ウオモでは、2時間に及ぶマルチメディアプレゼンテーションを行い、LEDの柱や、インストアデジタル装置の「トミータッチ（Tommy Touch）」ディスプレイも披露した。

　今回は、新しいデジタルセールスプラットフォーム、ビジュアルマーチャンダイジング装置や、デジタルショールームなどを導入する予定だ。
 
　「今日でも我々のメンズウェアビジネスは順調に伸び続けているし、ピッティは『ヒルフィガー・エディション（Hilfiger Edition）』を紹介するのに絶好のプラットフォームだ」とヒルフィガー。ピッティでプレゼンテーションを行うという決断に伴い、ロンドンやニューヨークのファッションウィーク中にメンズのランウェイショーを行う可能性はなくなった。
 
　「ヒルフィガー・エディション」は、特に高品質なテキスタイルとラグジュアリーなディテールを用いたクラシックなルックを提案する、ブランドのメンズウェアの伝統に重きを置いている。また、プレゼンテーションには、ピープルズ プレイス（People’s Place）バーも登場するという。1969年、ニューヨーク州エルマイラ時代に開いた初の店舗にちなんで名づけられた空間は「キュレートされた社交」の場で、ゲストはコレクションについて話し合ったり、カスタマイゼーションの体験を楽しんだりできる。
 
　他にも、最近ではジジ・ハディッド（Gigi Hadid）とのコラボレーションコレクションで、 "see now, buy now"イベントを開催するなど、ヒルフィガーは新しいアイディアを積極的に取り入れている。