「神戸 BAL」が"ショッピングタウン"としてリニューアルオープン 上質な時間消費を提案

　1994年の開業以来初の大規模リニューアルを実施した「神戸 BAL」が3月17日12時、グランドオープンした。外観は大正・昭和初期の洋館、内観はホテルのような開放的で落ち着いた空間をイメージしており、「マルニ（Marni）」のメンズショップや「イソップ（Aesop）」といった国内・関西・神戸初の計6店舗が新規出店。初年度の売上高は55億円を目指し、年間来店客数は250万人を見込む。

　新コンセプトは「上質な時間消費を提案するショッピングタウン」。「神戸BAL」は、ファッションからインテリア、コスメ、カフェなどライフスタイルをテーマにした店舗が入居する本館と、昨年11月にオープンした「エストネーション（Estnation）」や「イザベル マラン（Isabel Marant）」をはじめ、「ロンハーマン（Ron Herman）」「マーガレット・ハウエル（Margaret Howell）」等のファッションを中心とした路面店が軒を連ねる別館アネックス4棟で構成されているが、「リニューアルにあたっては、本館とアネックスとの回遊性向上を最も意識した」（運営する中澤の中澤勇社長） とし、「神戸BAL」全体をひとつの街に見立てて「散歩をしながらショッピングを楽しんでもらいたい」と期待する。

　本館は地下3階地上7階建てで、述床面積は約8965平方メートル。1階には「アガット（Agete）」の「Memorial Sotre」をコンセプトにした全国初のショップ「アガット・アンドメモリア（Agete &Memoria）」、「スリー（Three）」のフルラインがそろう関西初のコンセプトショップ、「サボン（Sabon）」の"夢の国のデリカテッセン"をテーマにした「サボン・グルメ（Sabon Gourmet）」世界2号店、神戸初の「Marni Men's Shop」が出店。「マルニ」は、新クリエーティブディレクター フランチェスコ ・リッソ（Francesco Risso）による初のメンズコレクションのショー会場のインテリアをアレンジした内装が特徴で、「ポーター（Porter）」との人気コラボレーションラインをフルラインナップするほか、先行発売アイテムも展開する。3階には郷土文化に根ざした食とくらしのDIYを提案する「トゥデイズ スペシャル（Today's Special）」や「イソップ」が神戸初出店。4〜6階の無印良品は、天井を高くしたり窓からの自然光を多く取り込むなど、より開放的な空間としてリニューアルオープンした。

　「神戸BAL」は1994年9月に開業。港町神戸を南北に二分するセンター街と、海と山をつなぐドアロードが交差する中心に位置し、トレンドや上質なライフスタイルを発信してきた。23年目を迎えるにあたり、周辺施設にはないブランドを集めることで独自性を打ち出していく。

■神戸BAL
住所：神戸市中央区三宮町3-6-1
営業時間：11:00〜20:00

■店舗構成
-本館-
6階：Cafe & Meal Muji / 無印良品
5階：無印良品
4階：無印良品
3階：Madu / Today's Special / Aēsop
2階：Mariage Frères / Arriss / MHL. / Aspesi・Felisi
1階：Des Prés / Three / 4°C（ブライダル） / 4°C / Sabon Gourmet / Agete & Memoria / Marni Men's Shop / Godiva
B1階：Stomp Stamp / BorneLund / 改装中店舗
-アネックス-
1 Neal's Yard Remedies
2 近日公開予定
3 PLST
4 Margaret Howell
5 Anglobal Shop
6 Isabel Marant
7 Estnation
8 Ron Herman