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「エルメス」2020年1〜3月売上は7.7%減、競合他社よりコロナの影響は僅少

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fashionsnap
掲載日
2020/04/26
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 「エルメス(Hermès)」が、2020年第1四半期(2020年1〜3月)の決算を発表した。連結売上高は15億600万ユーロ(約1,741億円)で、前年同期と比べて7.7%の減少だった。新型コロナウイルス感染拡大による店舗休業の影響を受けたものの、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ(同15%減)やケリング(同16.4%減)といった同業他社に比べて減少幅は比較的小さかった。

Hermes - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


 地域別で見ると、日本を除くアジア地域の売上は前年同月比9%減となった。アメリカでは全店舗の閉鎖に加えて3月20日からECサイトを停止したことが影響し、6%減少した。フランスでは9%減、フランス以外のヨーロッパでは11%減だった。日本は1%の増収。政府の自粛要請に準じた休業が3月末からだったこともあり、新型コロナウイルスの影響は業績に大きく反映されなかった。

 カテゴリー別の売上では、シルク・テキスタイル部門が20%減と最も大きなダメージを受けた。フレグランス部門は2月に立ち上げたビューティラインが話題を集めたが部門全体では3%減となり、コロナショックによる売上減を補いきれなかった。このほか、レディ・トゥ・ウェア&アクセサリー部門は同11%減、時計部門は7%減となり、ブランドを代表する革製品部門も6%の減収に沈んだ。その他のビジネスラインを扱う部門は、ジュエリーの好調により4%の増収となった。

 エルメスによると、4月14日以降コンプライアンスを遵守しながら徐々に生産と物流を再開しており、店舗の営業は中国と韓国のみ再開している状況。とくに中国では全店舗を再開し順調に売り上げを伸ばしているという。日本に関しては緊急事態宣言下にあり、店舗再開の目処もたっていないことから第2四半期の売上にも影響すると見ている。ブランドとしては今後、戦略的な投資によって可能な限り最良な状態でビジネスを再開できるよう努めるという。

 

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