2020/01/15
「オープニングセレモニー」、今年中に全店舗を閉鎖
2020/01/15
ファーフェッチ(Farfetch)傘下のニューガーズグループ(New Guards Group)が取得したばかりの「オープニングセレモニー(Opening Ceremony)」が、全店舗を今年中に閉鎖すると発表した。
「オープニングセレモニー」は現在、ニューヨークに2店舗、ロサンゼルスと東京にそれぞれ1店舗と、世界で合計4店舗のセレクトショップを展開している。
今回の発表は、創業者であるキャロル・リム(Carol Lim)とウンベルト・レオン(Humberto Leon)による手紙という形でなされたものだ。2002年9月にニューヨークに一号店をオープンして以来、会社の規模は大きく成長した。
「『オープニングセレモニー』は、創業以来あらゆる方法で拡大し、進化してきました」と二人。
「最初のセレクトショップをベースに始めたオリジナルコレクションも、今やグローバルブランドとして成長し、実験的で大胆なファッションショーも開催しています。一方のセレクトショップも、素晴らしいスタッフや顧客、クリエイターに支えられ、リテールにおける実験が行われる場所であり続けてきました。(中略)感慨深くはありますが、今日ここに、『オープニングセレモニー』の店舗を2020年中に閉鎖することを発表します」。
今回の決定はニューガーズグループとの新たなパートナーシップを受けてのものだという。
「新しいパートナーであるニューガーズグループと共に、『オープニングセレモニー』のオリジナルコレクションとブランドを成長させ、『オープニングセレモニー』のデザインを拡大していくことに専念しようと決めました。(中略)もちろん、我々は情熱を持ったユニークなリテールのパワーを信じ続けています。しかし、熟考し、変化を遂げ、リフレッシュする機会が必要なのです。『オープニングセレモニー』は今まさに転換期を迎えており、新しいパートナーと共に、改めて『オープニングセレモニー』のショップの未来を見つめ直す機会を得ることができました」。
ニューガーズグループは「オープニングセレモニー」の商標権および知的財産権を取得し、2020年秋冬シーズンからは、ブランドのアパレル、アクセサリー商品の生産販売を手がけることになる。
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