2020/02/03
「カルバン・クライン」がティム・コペンズをコンサルタントに起用
2020/02/03
2018年末にラフ・シモンズ(Raf Simons)がアーティスティックディレクターを退任して以来リブランドを続けている「カルバン・クライン(Calvin Klein)」だが、同じくベルギー出身のデザイナー、ティム・コペンズ(Tim Coppens)を今回コンサルタントとして起用した。親会社PVHによると、コペンズは短期でコンテンポラリーライン「CK カルバン クライン(CK Calvin Klein)」のメンズウェアに関わるという。

「カルバン・クライン社(Calvin Klein, Inc.)はティム・コペンズを『カルバン・クライン』事業のメンズウェアコンサルタントに起用しました。パートナー企業Club 21によるアジアでのライセンス商品に専門的に関わっていきます」とPVH側。その他の詳細については明かされていない。
アーティスティックデザイナー不在の2019年は「カルバン・クライン」にとっても難しい年となり、3月にはハイエンドライン「カルバン・クライン 205W39NYC(Calvin Klein 205W39NYC)(旧カルバン・クライン コレクション(Calvin Klein Collection))」を廃止。ニューヨークのマディソン・アベニューにある旗艦店も閉鎖している。また、ミラノにあったオフィスは春に閉鎖しており、アムステルダムの欧州支社に統合された。
ティム・コペンズは1998年にアントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、その後ニューヨークに移り2011年に自身のラグジュアリースポーツウェアブランドを立ち上げた。「ラルフローレン RLX(Ralph Lauren RLX)」や「ボグナー(Bogner)」、「アディダス(Adidas)」、「アンダーアーマー(Under Armour)」など様々なブランドと協業している。「カルバン・クライン」でも、今後新しい展開があるかもしれない。
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