「カルバン・クライン」がハイエンドラインを廃止

 「カルバン・クライン(Calvin Klein)」が、ハイエンドラインを廃止し、マスファッションに注力すると発表した。AFPの取材に対し、同社の広報担当者は「『カルバン・クライン 205W39NYC(Calvin Klein 205W39NYC)』ブランドが廃止されることは決定している」と答えている。

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Calvin Klein - Spring-Summer2019 - Womenswear - New York - © PixelFormula

 元々「カルバン・クライン」はニューヨーク ファッションウィークの常連で、展開する中でも一番ハイエンドなラインをランウェイで発表していたが、さらに高級路線へ移行しようと大胆な施策を打ち出した。
 
 2016年8月、親会社PVHは「ディオール(Dior)」を退任したラフ・シモンズ(Raf Simons)をチーフ・クリエイティブ・オフィサーに起用し、ブランドイメージの刷新を図る。ラフ・シモンズの洗練されたコンセプチュアルなデザインは、明らかにそれまでの「カルバン・クライン」と一線を画すものだった。
 
 しかし売上の面ではPVHが期待していたほどの成果が出ず、昨年12月末にラフ・シモンズは短い任期を終えることとなった。
 
 PVHは他にも「トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」を展開しているが、今年1月には「カルバン・クライン205W39NYC」ブランドの名称変更や再編の計画をすでに発表しており、ニューヨーク・マディソンアベニューの旗艦店の閉鎖も決定していた。
 
 最終的にはブランド自体の廃止という決断に至ったようだが、米国のメディアによればニューヨークとミラノの従業員約100名を解雇する予定だという。
 
 2017年度の「カルバン・クライン」全カテゴリ製品の売上高は、91億ドル(約1兆200億円)となっている。
 

(2019年現在、1米ドル=112円で換算)
 

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