「グッチ」、久々のメンズ単独ショーをミラノで開催

by

Dominique Muret

掲載日
2019/10/21

　「グッチ（Gucci）」が、ミラノのメンズシーズンにカムバックを果たす。長らくメンズ・ウィメンズを合同で発表してきたメゾンだが、来年1月のメンズ ファションウィークでは、久々となるメンズ単独のランウェイショーを開催する予定だ。

 
　最近では規模を縮小するなど、少しばかり勢いを失っていたミラノ メンズファッションウィークだが、「グッチ」のカムバックで再び盛り上がりが期待できそうだ。
 
　今回の決定の背景には、イタリアファッション協会（Camera Nazionale della Moda Italiana）（以下、CNMI）のカルロ・カパサ（Carlo Capasa）会長からの働きかけがあったという。

　「グッチ」は2017年以来メンズシーズンから遠のいており、メンズ・ウィメンズの両コレクションを合同で発表してきた。
 
　来年1月10日～14日に開催されるミラノ メンズファッションウィークでは、最終日にメンズ単独ショーを行う予定だ。メゾン側は、「今シーズンは、メンズは1月、ウィメンズは2月と、ミラノで2つのランウェイを別々に行います。この形式に立ち戻るか否かは、今後検討していくつもりです」と本紙に説明している。
 
　次期メンズ ファッションウィークは、ちょうどアレッサンドロ・ミケーレ（Alessandro Michele）就任5周年という節目にもあたる。フリーダ・ジャンニーニ（Frida Giannini）の後任としてミケーレが初のコレクションを披露したのは、2015年1月のことだった。ブランドにとっては劇的な変化となったが、それが今日の大きな成功へと繋がっている。