「シャネル」、アメリカの中古販売サイト2社を提訴

 「シャネル(Chanel)」が、アメリカの中古売買プラットフォーム「What Goes Around Comes Around」と「The RealReal」 2社に対し、「誤った宣伝をし偽物を流通させている」として訴訟を起こした。

「The Real Real」で販売されている「シャネル」製品 - therealreal.com

 「What Goes Around Comes Around」は、1993年創業の中古高級品販売店によるオンラインプラットフォームで、「The RealReal」も高級品リサイクルサイトとしては非常によく知られた存在だ。「シャネル」は上記サイトが透明性に欠くことを指摘、「シャネル」の偽物バッグを本物だと謳って販売していると糾弾した。訴えでは、2社は消費者を誤った方向へ導き、こうした商品をブランドが認定しているかのように装って販売しているという。
 
 「自称"専門家"が商品を本物だと認定しているかのように思いこませ、消費者を騙している。我々は『TheRealReal』で偽物のバッグを何点も発見した」と「シャネル」側。メゾンは独自に「シャネル」商品に関する知識や鑑定方法の研修も行っており、正規認定店で買い求めるよう消費者に呼びかけている。
 
 アメリカのサイト「The Fashion Law」によると、「シャネル」は「TheRealReal」が少なくとも7点の偽物バッグを販売していることを確認したという。「シャネル」は、正確な鑑定のできる専門家を雇っているという同サイトの謳い文句に特に反発しており、メゾンによって正規認定されたものではないことを明記すべきだと主張している。
 
 近年、こうした中古売買サイトの品揃えは特に人気があり利率の良いラグジュアリーブランドに偏る傾向が顕著だ。「What Goes Around Comes Around」代表も「Grazia」誌のインタビューで、「我々の売上の大半が、『シャネル』、『ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)』、『エルメス(Hermès)』という3つのブランドに支えられている」と話していた。
 
 また、「シャネル」とは逆に、ケリング(Kering)グループは「The RealReal」との提携で中古市場の可能性を探ろうとしている。グループのフランソワ・アンリ=ピノー(François-Henri Pinault)CEOは2017年度決算発表の場で、「まずは『サンローラン(Saint Laurent)』で試している」と明かした。
 
 

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