「シャネル」、既存のジェンダー概念をくつがえす新フレグランス「ボーイ シャネル」発売

　「シャネル（Chanel）」が、既存のジェンダー概念をくつがえす、ジェンダー・ベンディングなフレグランス「ボーイ シャネル（Boy Chanel）」を発表した。

　女性のワードローブにマスキュリンな要素をミックスし、既存のジェンダーにとらわれないクリエーションを続けてきた「シャネル」のイメージを、香りで表現した。
 
　「レ ゼクスクルジフ（Les Exclusifs）」コレクションとしてメゾンの専属調香師、オリヴィエ・ポルジュ（Olivier Polge）が手掛ける2つめのフレグランスで、ガブリエル・シャネル（Gabrielle Chanel）の恋人だったアーサー・カペル（Arthur Capel）にインスパイアされたもの。1978年から2013年まで「シャネル」の調香師を務めたポルジュの父はカペルとも面識があったという。カペルの愛称は、「ボーイ」だった。

　「レ ゼクスクルジフ（Les Exclusifs）」コレクション17番目の香り、「ボーイ シャネル」は、ラベンダー、ローズ、ゼラニウム、クマリン、モス、レモン、オレンジブロッサム、サンダルウッド、バニラなどが複雑に混ざり合う。
 
　マレにある「シャネル」店舗で3月24日に先行販売が開始され、その後6月までに世界240店舗で順次発売予定だ。