2019/10/31
「セリーヌ」、ブランド初のフレグランス専門店をパリに開設
2019/10/31
「セリーヌ(Celine)」は、エディ・スリマン(Hedi Slimane)が手掛けるフレグランスコレクション「Celine Haute Parfumerie」ローンチにあたり、ブランド初となるフレグランス専門店をパリに開設する。

11月1日にオープン予定の店舗では、エディ・スリマンがパリにインスパイアされたユニセックスな香りが揃う。全部で11種を展開するが、うち9種は同店の他、「セリーヌ」のパリ3店舗、ニューヨークのマディソン・アベニュー店限定で今週末に先行販売される予定だ。
その後、11月半ばからはヨーロッパと日本の「セリーヌ」店舗で販売を開始し、月末にはオンラインショップでも発売する。
「Haute Parfumerie」コレクションはライセンス契約を通さず自社生産されており、スリマンいわく「とてもエクスクルーシブだけれど秘密裡というわけではない」やり方でのローンチとなった。
一つ一つの香りがエディ・スリマンとパリとの関係の様々な側面を表現しているといい、今回発売されるのは、デイタイム向けが6種、ナイトタイム向けが3種だ。

ネロリ、イチジク、ムスクが織りなす「貴族的な」印象の「Cologne Française」、カトリーヌ・ドヌーヴやジェーン・バーキンといったフランス映画界の女優にインスパイアされた「La Peau Nue」のほか、スリマンのロサンゼルスへの"逃避行"に言及した「Eau de Californie」には邪気を払うというラテンアメリカの聖なる木「パロサント」を混ぜ込んだ。さらに、「Dans Paris」に関しては、スリマンが日記にこう記している。「何でもできると思っていた若い頃、バトームーシュ(クルーズ船)でセーヌ川を下ったものだ」。
イブニングに向けては、「Reptile」、「Black Tie」、「Nightclubbing」の3種を考案。「Nighclubbing」はその名の通り、パリの伝説的なクラブ「ラ・パラス(La Palace)」で過ごした思い出を表しているが、一方で「Black Tie」という単語は、「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」のメンズライン「リヴ・ゴーシュ・オム(Rive Gauche Homme)」で披露した最後のコレクションのタイトルと同じものだ。

「Celine Haute Parfumerie」コレクションは、今年8月にインスタグラムにてローンチが発表されていた。フランスでの販売価格は、100mlが190ユーロ、200mlが280ユーロ。
残りの「Bois Dormant」と「Rimbaud」は2020年に発売される予定だ。
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