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「ダーバン」のスーツ工場運営するレナウン子会社が経営破綻、グループ初の連鎖倒産

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fashionsnap
掲載日
2020/06/05

 レナウンが6月5日に開催した取締役会で、連結子会社のダーバン宮崎ソーイングの民事再生手続開始の申請を行うと決議し、同日に東京地裁に申し立てを行った。

レナウンの公式サイトより


 ダーバン宮崎ソーイングは1974年に設立し、レナウンの直営工場として主に「ダーバン(D'Urban)」のスーツ製造を担ってきた。近年はオフィスカジュアルやクールビズなどの影響でビジネススーツの需要が減少傾向にあり、消費者の購買行動の多様化や節約志向によって売上高が低迷していたという。これに加えて、新型コロナウイルスによる受注減少や、レナウンの民事再生手続開始決定に伴う債権の未回収が発生。ダーバン宮崎ソーイングは資金調達と経費削減に注力したが、6月上旬以降の債務の支払い目処が立たなくなり、民事再生手続開始の申し立てを行うことになったという。負債額は5月31日時点で約3億9100万円。レナウンの経営破綻による子会社の連鎖倒産は初めて。

 レナウンの2019年12月期の連結業績(2019年3月1日~12月31日)では、主力販路である百貨店での販売不振や、中国の紡績大手でレナウンの親会社である山東如意科技集団のグループ企業から売掛金53億円を回収できなかったことなどで最終損失67億4200万円を計上。2期連続で最終赤字に沈むなど業績が低迷する中で、新型コロナウイルスの影響で店舗を閉めざるを得ず、店舗売上が激減し、資金繰りに行き詰まったため民事再生法適用を申請した。現在は再建に向けてスポンサーを探しており、8月17日までに再生計画案を裁判所に提出する予定。事業の維持再生にも取り組んでいる最中で、25日まで300人規模の希望退職者を募集している。

 

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