「トミー・ヒルフィガー」が上海で "see now, buy now"ショー開催

 「トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」が、上海で"see now, buy now"ショーを行い、F1ドライバーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とコラボレーションした初のコレクションを披露した。

「トミー・ヒルフィガー」上海ランウェイショー - Image: Tommy Hilfiger

  ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)との4シーズンにわたる協業が終了し、今回は新たに「LH」や「LWTH」とゴシック体のロゴが躍るアイテムが多数登場。黄浦江沿いの会場では、色とりどりの摩天楼や上海テレビ塔を背景に113ものルックが披露された。
 
 ハミルトンとのコラボレーションラインで幕を開けたランウェイだが、続いてウィメンズのフルコレクション、そしてさらに新ライン「Icons of Tomorrow」も発表された。新しいコレクションでは、ヘイリー・ボールドウィン(Hailey Baldwin)、ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)、マギー・ジャン(Maggie Jiang)など旬のアイコンにフィーチャーしている。
 
 最初に現れたボールドウィンが纏うルックは、トラックパンツ、スポーツブラ、スウェットを合わせ、レッドとホワイトのストライプを基調にしたもの。そこから29のアスレジャースタイルが登場し、ブライトオレンジのトレーニングジャケットや、レッドとブラックのベルベットジャーキン、エメラルドグリーンのトップスにベースボールジャケットといったアイテムが続く。足元にはプラットフォームのアウトドアブーツを合わせた。
 
 ショーの前には、ハミルトン自身がモデルを務めるルックブックのビジュアルやビデオを公開した。発表されたモデルはすぐに手に入るものばかりだ。
 
 チェックのダウンとパーカ、チェックのパッチワークシャツ、レッドのレザージャケットなどは特に目を引いた。それにニットやバックパック、キャップなどをスタイリングしている。

Tommy x Lewis

 ヨーロッパのファッションショーの常連でもあるルイス・ハミルトンは、そこで色々とヒントを得てきたようだ。リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)のアスレチックスタイルから、トム・ブラウン(Thom Browne)のハウンドトゥースチェック、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)手掛ける「オフ-ホワイト(Off-White)」のスニーカー愛など、様々な影響が見受けられる。アメリカンプレッピーに適量のストリートタッチを加え、一貫性のあるファッションを提案してみせた。ファッションデザインに関してはアマチュアかもしれないが、ハミルトンは自分の求めるものを明確に意識できていたのだろう。
 
 「『トミー・ヒルフィガー』ファミリーに加わることができて本当に光栄だ。僕にとっては挑戦だったよ。トミーはアイコンだからね」とハミルトンは控えめに語った。
 
 最近では、アリババ(阿里巴巴)が展開する中国の大手ECTmall(天猫)」と提携した「トミー・ヒルフィガー」。ショーの前には、拡張現実ミラーで様々なルックをバーチャルに試着し、巨大スクリーンに移したりその場で購入したりできるサービスも導入し、テクノロジーの面でも新しい試みを見せてくれた。
 
 フィナーレには大きな拍手が起こった。中国にはハミルトンのファンも多い。2004年に中国GPが開始して以来、上海インターナショナル・サーキットで5度も表彰台に上がっている。
 
 フロントロウには、ラッキー・ブルー・スミスからクリスチャン・コッポラ、ラウラ・トボン、ミア・コン、ニヌーク・アッカーマンといったインフルエンサーが揃った。


  「有名雑誌の広告枠よりも、有名どころからニッチな層まで、とにかくインフルエンサーに予算を使いたいね」とトミーは強調している。
 
 会場となった黄浦江岸もここ十年程で再開発が進み、ランニングレーンに小さな橋や公園などが設置され、中国の経済成長を物語っているようだ。
 
 具体的な数字は発表されていないが、「トミー・ヒルフィガー」の中国市場での年間売上高は7億ドル(約780億円)近くに上るという。
 

(2018年9月4日現在、1米ドル=111円で換算)

 

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