「ナイキ」NYソーホー旗艦店、商品廃棄処分で批判

 ニューヨークのソーホー地区にある「ナイキ(Nike)」旗艦店で、在庫を故意に破壊して破棄していたことが発覚し話題になっている。偶然店の近くを通りかかったニューヨーク市民、ライアン・マッツナーさんが見つけた複数のゴミ袋の中に、新品のTシャツやスウェット、スニーカーがカッターで切り裂かれた状態で詰まっていたという。

ライアン・マッツナーさんが投稿した写真 - Twitter.com/rdm

 ニューヨークタイムズ紙の取材に対し、ナイキの広報担当者は、「基準に満たないため、在庫に戻したり、リサイクルしたり、寄付したりできない商品は、『ナイキ』のソーホー店においても少数存在するが、この場合は廃棄処分となる」と話す。
 
 利用価値がないと判断した商品を有名メーカーが破壊して非難されるという事例は、過去にも少なくない。2010年には、「H&M」が店の外に出したゴミ袋に切り裂かれた衣服が詰まっており、物議を醸した。また、同年「ウォルマート(Wal-Mart)」も、ニューヨークの35番街に破壊した商品を廃棄して批判を受けている。
 
 多くのブランドがサンプルセールなどで在庫処分を図るなか、そういった対策を取ることができない事情もある。「H&M」、「ウォルマート」、「フォーエバートゥエンティーワン(Forever 21)」といった低価格を売りにするメーカーの商品は、セールで再販しても元が取れない。逆にラグジュアリーブランドも、サンプルセールによりイメージが低下する恐れがあるという。
 
 売れ残り在庫を処分するため、商品を破壊するブランドは多い。商品を破壊することによって、格安で第三者の手に渡ることを防ぐことができるからだ。
 

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