2017/09/20
「プラダ」、上海の歴史的建造物でクルーズショー開催
2017/09/20
ミラノのガレリア・ヴィット―リオ・エマヌエーレ2世(Galleria Vittorio Emanuele ll)での華々しいショーに続き、「プラダ(Prada)」は10月12日に開催予定の2度目のクルーズコレクション発表の場として、上海の歴史的建造物Rong Zhaiを使用することを発表。西洋風の庭園に囲まれたこの瀟洒な建物は、所有者である上海市の協力のもと、プラダが自ら修復を手掛け、「文化活動の為の多目的施設」としてリニューアル。今後、中国におけるグループの様々な活動を展開するスペースとして活用していく予定だ。

20世紀の著名な実業家であるYung Tsoong-King一族の邸宅として建設されたこの建物は、ランウェイショー終了後、記者発表会と10月14日に開催予定のパーティーを経て、10月17日から1か月間に渡り一般に公開される予定。
デザイナーであるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とその夫であるパトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)は、過去にも大規模な改装プロジェクトに多数携わっている。ミラノではガレリア・ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世改装の一部を手掛け、800平米にも及ぶ写真やビジュアルアートの為スペースを生み出し、プラダ財団のもと運営を行っている。
ヴェネチアではカ・コルネール・デッラ・レジーナ(Ca’ Corner della Regina)をアート施設としてリニューアル。パリでは、2011年にイエナ宮と専属パートナー契約を結び、その建築的、文化的価値の見直しに貢献。1937年にオーギュスト・ペレ(Auguste Perret)によって建設され、現在は経済社会環境諮問委員会が置かれているイエナ宮では、、「ミュウミュウ(Miu Miu)」のランウェイショーも開催している。
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