2013/10/23
「プルミエール・ヴィジョン」と「ノボマニア」、上海で合同展示会を開催へ
2013/10/23
テキスタイル見本市「Première Vision(プルミエール・ヴィジョン)」と若者向けアーバンファッションの展示会「Novomania(ノボマニア)」が、2014年3月に開催される「Shanghaimart Expo(上海マート エキスポ)」で両展示会を共催する。開催日は2014年3月5〜6日。
これまで展示会会場の4階で開催してきた「プルミエール・ヴィジョン」と「Denim by Première Vision(デニム・バイ・プルミエール・ヴィジョン)」は上階に移り、「ノボマニア」と同じフロアで開催される。
プルミエール・ヴィジョン社のインターナショナル・エキシビション・ディレクターを務めるGuglielmo Olearo(グリエルモ・オレアーロ)氏は、「強力なコミュニティを形成することが目的」と説明。「こうした取り組みは、ファッションやトレンド情報における相乗効果を生み出す。顧客と出展者、そしてブランドとサプライヤーとの対話や情報交換を促す、貴重なプラットフォームになるだろう」とコメントしている。
一方、上海で2010年にスタートした「Novomania」は、上海のセレクトショップNovo(ノボ)の運営や多数のブランド展開を行うNovo Mania Limited(ノボ・マニア・リミテッド)が主催してきた国際イベント。2013年3月にUBMアジアとの合弁会社UBM Novomania(UBMノボマニア)を設立し(出資比率はUBMアジアが60%)、毎年3月と9月に2回開催することを決定するなど、戦略転換を図っている。
プルミエール・ヴィジョン社は2013年1月、これまで北京と上海で交互に開催してきた展示会を上海開催に一本化することを決定。「インターテキスタイル」を主催するメッセフランクフルト社もこれに続き、北京開催の中止を発表している。
Olearo氏は、「プルミエール・ヴィジョンは約1年半前に上海を拠点とすることを決めた。当時これを批判していた他社も、今や当社の戦略に続く動きを見せており、我々の判断が正しかったことが示された」 「プルミエール・ヴィジョンは10年前、中国市場にいち早く進出した。中国市場の拡大に伴い、中国担当チームに展示会担当者のポストを新設するなど、積極的な取り組みを進めている」と説明する。
両展示会は、上海ファッションウィーク期間中に開催される予定だ。プルミエール・ヴィジョン社は今後、東華大学とも提携していくという。上海の東華大学は中国紡績大学を前身としており、紡織・服飾デザインを学ぶ教育機関として海外でも高い知名度を誇っている。一方、「ノボマニア」は、オンライン展示会の立ち上げを計画。前回開催時は119組の出展者が、欧州やアジアのほか、米国、ブラジル、オーストラリアからも参加した。
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