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「マルベリー」、18年は"see now, buy now "に移行 ロンドンファッションウィークのランウェイショーは欠席

掲載日
today 2017/05/30
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 「マルベリー(Mulberry)」がショー後即売の"see now, buy now "形式を採用する。来年2月からはすぐに購入できるコレクションをショーで披露し、顧客との直接的な繋がりを強化したいとしている。バイヤー向けには、数ヵ月前の従来のファッションウィーク中に非公開でコレクションを発表する予定だ。

Mulberry - Autumn Winter 2017 - Womenswear - London - © PixelFormula


 9月のロンドン ファッションウィークではランウェイショーを行わず、ロンドンとパリの両都市にて非公開プレビューという形で、18年春夏コレクションをバイヤーにのみ披露する。よって、次のショーは来年2月のロンドン ファッションウィーク中に開催される予定で、ランウェイに登場したコレクションが直後に一般消費者向けに販売されることになる。
 
 業績不振が続いていた「マルベリー」は、現在も事業再編のただ中にある。クリエイティブディレクターのジョニー・コカ(Johnny Coca)にも、リブランドというミッションが課せられた。昨年12月に発表された上期の業績は赤字となったものの、売上高に関しては、総売上、既存店売上、EC共に大きく伸びている。また、新しいデザインのバッグがブランドの注目度を高めたともしており、次の"see now, buy now "コレクションが勢いを加速させてくれることも期待できる。

 「『マルベリー』は常にリアルで取り入れやすいライフスタイルを提案してきた。今回の決定で、顧客との関係を更に深めることができるだろう。我々のビジネスは、オムニチャネルに強くリテールを第一にしている。コレクションを世界で同時にローンチし、見てすぐに買える商品を求める顧客の要望に応えるには、良い条件だと思った」とティエリー・アンドレッタ(Thierry Andretta )CEO。
 
 「マルベリー」の「バーバリー(Burberry)」、「トム・フォード(Tom Ford)」、「トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」といったブランドが先んじて"see now, buy now "形式を採用したが、「バーバリー」がその方針を強化している一方で、「トム・フォード」は既に17年秋冬から直売形式を取り止めており、「タクーン(Thakoon)」も「店舗への配送日程とファッションショーのスケジュールが合わない」との理由で中止を決めた。
 
 他にも、即売形式にすぐさま切り替えるのではなく、別のやり方でショーの日程を模索するブランドは少なくない。例えば、「ジェイソン・ウー(Jason Wu)」はプレコレクションとメインコレクションのショーを統合する予定だと発表したばかりだ。
 
 イギリスファッション協会のキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)会長は、ファッション業界は過渡期を迎えることになると見る。「マルベリー」のように、顧客を第一に考える戦略も注目される。
 
 また、「マルベリー」は中国、香港、台湾における事業に関してChallisと提携し、アジアでの展開を強化している。
 

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