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fashionsnap
掲載日
2019/11/17
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「ミナ ペルホネン」と皆川明の25年間、最大規模の展覧会にアーカイブ400着の"森"が出現

By
fashionsnap
掲載日
2019/11/17

 東京都現代美術館で、11月16日から2020年2月16日まで「ミナ ペルホネン(Minä Perhonen)」とデザイナーの皆川明にフォーカスした展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が開催される。「せめて100年つづくブランドに」という皆川の想いから始まり、現在まで25年にわたり作品を発表し続けてきたブランドと皆川のクリエイションを紐解く過去最大規模の展覧会となり、開幕前日の11月15日に関係者向けて会場内部が公開された。

展示室「森」の様子 - Image: Fashionsnap.com


 1996年にミナ ペルホネンの前身である「ミナ(Minä)」をスタートした皆川は、オリジナルのテキスタイルを使ったコレクションを発表しており、2003年から現在のミナ ペルホネンとして活動している。服をはじめ、家具や器といったプロダクトデザインまで幅広く手掛てきたことが評価され、「毎日ファッション大賞」大賞(2006)や「2015毎日デザイン賞」(2016年)、「平成27年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞」(2016)を受賞。近年ファッション業界でも取り組みが盛んになっているサステナビリティーを設立当初から意識し、服を製作した後の残布を用いた「ミニバッグ(Mini Bag)」や「エッグ バッグ(Egg Bag)」といったアイテムを継続して販売している。
 
会場は皆川自身が命名した「実」「森」「風」「芽」「種」「根」「土」「空」の8つの部屋からなり、建築家の田根剛が会場構成を担当した。入口では、皆川がこれまで手掛けてきたアーカイブのテキスタイルを使ったクッションを壁一面に敷き詰め、色とりどりの温もりある空間演出で鑑賞者を出迎える。

 「実」では、25個の小さなドットを輪っか状に並べた刺繍柄「タンバリン」にフォーカスし、タンバリンを使った初めての服や1つの輪に使われる糸の長さ、これまでに生産した同柄の生地の長さ、生地一反に並ぶ輪の数といったユニークな視点からデザインを解説。「森」には2020年春夏コレクションの新作とアーカイブから約400着のトルソーを部屋を囲むように並べ、木々が生い茂る森をイメージしたという。「風」では映像作家の藤井光が山形県、沖縄県、東京都、パリの4つの都市を舞台に、それぞれの都市で暮らす愛用者たちを捉えた映像作品「着る喜びの風景」を放映し、放映ブースに並べられた椅子にもミナ ペルホネンのテキスタイルをあしらった。現在3,000種類を超えるテキスタイルについて深掘りする「芽」には、プリント用原画や織物用のデザイン、刺繍用図案など87点を展示している。

「実」の展示の様子 - Image: Fashionsnap.com


 会場内で最も展示面積が広い「種」は皆川とブランドのアイデアの宝庫の様な空間で、コレクションテーマのメモや製品の仕様指示書、様々な企業やブランドと協業した作品が集結。監修を担当している良品計画のプロジェクト「プール(Pool)」のアイデア画をはじめ、「リチャード ジノリ(Richard Ginori)」とコラボレーションしたテーブルウェアや、青山スパイラル5階の直営セレクトショップ「コール(Call)」がオープンした際に皆川が直筆で書いた求人広告といった幅広い活動の軌跡をたどることができる。また、皆川が2015年から構想していたという宿「シェル ハウス(Shell House)」を設置。建築家の中村好文の協力を得て実現し、デザイン案や設計図、模型なども公開している。
 
 「根」では、2016年から「朝日新聞」で連載している「日曜に想う」のための挿画99点と、2016年1月から2017年2月まで日本経済新聞で川上弘美が連載した小説「森へ行きましょう」の挿画170点を公開。皆川のものづくりの根幹のひとつである「人の記憶を繋げる服」を体現する「土」では、個人が所有するミナ ペルホネンの服を所有年数と服にまつわるストーリーと共に紹介し、「時が経過しても色褪せない服」を鑑賞者に考えさせる空間を演出している。最後の部屋「空」は皆川のインタビュー動画のほか、100周年を迎える予定の2095年を付け足したブランド年表を展示。2095年の項目には「過ぎた100年を根としてこれからの100年を続けたい」という皆川のメッセージを添え、展覧会を締めくくっている。

デザイナーの皆川明 - Image: Fashionsnap.com


 皆川は「せめて100年はと思って始めたミナ ペルホネンは2020年に4分の1の25周年を迎えます。新作やアーカイブ、沢山の方々との仕事を織り交ぜた展示で、1つのアイデアが未来に繋がっていく様子を体験してもらいたい」とコメント。なお、11月25日にはエントランスホールでファッションショーを開催し、12月20日にはシェル ハウスで協業した中村とのナイトトークの実施を予定している。このほか会期中は、田根や糸井重里といった様々なゲストを招いたクロストークを複数回行う。
 

■「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」
会期:2019年11月16日(土)〜2020年2月16日(日)
場所:東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4−1−1
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで
観覧料:一般 1,500円、大学生・専門学校生・65歳以上 1,000円、中高生 600円、小学生以下 無料
休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、12月28日〜1月1日、1月14日

 

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