「モスキーノ」など展開の伊アエッフェ、2019年上期は減益

 「モスキーノ(Moschino)」などを展開するイタリアのアエッフェ(AeffeI)グループが発表した2019年上期決算は、厳しい経済情勢に打撃を受ける形となった。売上高は1.3%増とほぼ横ばいの1億7330万ユーロ(約209億5600万円)。卸売事業は2.4%の減収で、アジアを除くすべての地域で売上が伸び悩んだ。「モスキーノ」のみ増収となったが、「アルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti)」、「フィロソフィー(Philosophy)」、「ポリーニ(Pollini)」など他ブランドは落ち込んだ。

Moschino SS 2019 - © PixelFormula
 
 マッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti)CEOは、「直営店舗の売上は好調だったが、第2四半期に卸売事業が停滞したために苦戦した。不安定なマクロ経済的環境に影響を受け、利益率にも打撃を与えた」と話す。
 
 ライセンス生産している「ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)」と「セドリック・シャルリエ(Cédric Charlier)」も減収となった。生産、マーケティング、リサーチと開発に関する費用が増加したことが要因だという。ポジショニングや知名度向上、EC強化などの費用もかさんだ。

 純利益は37%減と大きく落ち込んで520万ユーロ(約6億2900万円)に。新基準IFRS16号適用後の純利益は510万ユーロ(約6億1700万円)。
 
 EBITDAは2670万ユーロ(約32億2800万円)だが、IFRS16号を適用しない場合は1830万ユーロ(約22億1600万円)で、会計基準の影響を除いた値を比べると12.8%の減益となっている。
 
 セグメント別に見ると、主力事業のアパレル部門は1億3220万ユーロ(約159億8300万円)でほぼ前年並み。一方、アクセサリーは恒常為替レートで4.4%の増収だった。
 
 グループをけん引する「モスキーノ」ブランドの売上高は6.1%増の1億3010万ユーロ(約157億2800万円)で、売上構成比75%を占めた。前年同期は71%だった。「アルベルタ・フェレッティ」、「フィロソフィー・バイ・ロレンツォ・セラフィーニ(Philosophy by Lorenzo Serafini)」、「ポリーニ」といったその他ブランドおよびライセンス事業は減収となった。
 
 エリア別に見ると「アジア・その他の地域」のみが売上を伸ばし、前年同期比14.8%の4550万ユーロ(約55億100万円)を計上した。
 

(2019年7月31日現在、1ユーロ=121円で換算)
 

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