「ランバン」メンズのルカ・オッセンドライバーの退任が正式決定

 「ランバン(Lanvin)」のメンズデザイナー、ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)の退任が正式に決定した。

Lucas Ossendrijver - Photo: Lanvin - Lanvin

  2015年のアルベール・エルバス(Alber Elbaz)解雇に始まり、ウィメンズのブシュラ・ジャラール(Bouchra Jarrar)とオリヴィエ・ラピドゥス(Olivier Lapidus)と続いた近年の「ランバン」退任劇だが、これでオッセンドライバーが4人目となる。
 
 「素晴らしい旅をすることができました。チームやパートナーたち、工場の方々など、皆が協力して何でも可能にしてくれた。それに、始めた当時から僕を信じてくれた人々にも、本当に感謝しています。我々が共に成し遂げたことを誇りに思います」とオッセンドライバーは声明で述べている。
 
 後任の最有力候補として名前が挙がっているのは、「ロエベ(Loewe)」の元メンズウェアヘッドデザイナー、ブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)だ。ウィメンズ・メンズ両方のコレクションを手掛けることになるだろうと言われている。
 
 「オッセンドライバー氏の後任は追って発表する」とメゾンは補足している。
 
 スポーティーな要素やテッキーな素材を用いて、エルバスが「ランバン」にもたらした洗練されたビジョンに昇華してきたオッセンドライバー。ショーの最後には、エルバスと二人で挨拶をすることも多かった。14年間「ランバン」で腕を振るった同氏のキャリアも一区切りとなるが、多くのデザイナーが3年を待たず大手メゾンを退任する今日のファッション業界においても重大な出来事と捉えられるだろう。
 
 オッセンドライバーは「ディオール オム(Dior Homme)」でエディ・スリマン(Hedi Slimane)のアシスタントを務めた後に「ランバン」に入社した。「ランバン」では素晴らしい功績を残している。
 
 今年2月には、中国の復星国際( Fosun International)が、台湾の実業家ワン・シャオラン(Shaw-Lan Wang)とスイスのラルフ・バルテル(Ralph Balter)から「ランバン」を買収した。そして8月に新しいCEOとしてジャン=フィリップ・エケ(Jean-Philippe Hecquet)を迎えている。
 
 「『ランバン』でメンズウェアのアーティスティックディレクターとして活躍した14年間、ルカ・オッセンドライバーは機能的なラグジュアリーと実験的なヴィジョンをもたらしてくれた。オッセンドライバー氏は新しいチャレンジに向けて会社を去る」とメゾン側。
 
 エケCEOも、「10年以上に渡って『ランバン』のメンズコレクションにルカが貢献してくれたことに感謝している。自身のコンテンポラリーなメンズに対するヴィジョンを発展させる代わりに、エレガントなミニマリズムにトレンドを取り入れたスタイルでメゾンを支えてくれた。彼の卓越した技術、そして素材やシルエットに関するクリエイティビティは、『ランバン』のスタイルに受け継がれていくだろう」とコメントしている。
 
 

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