2020/09/01
「ヴァレンティノ」、コロナ禍で今季はパリ離脱 ミラノでショー開催
2020/09/01
「ヴァレンティノ(Valentino)」は、今季のコレクション発表の舞台をミラノへ移し、メンズ・ウィメンズ合同のランウェイショーを開催する。

今回の決定はコロナ禍の影響によるものだとメゾン側は説明しており、メンズ・ウィメンズの2021年春夏コレクションは、ミラノ ファッションウィーク中の9月27日に発表される予定だ。
「新型コロナウイルスの世界的な流行にともない、前代未聞の厳しい状況に直面しています。こうした中で、『ヴァレンティノ』のコレクション発表の場を再考するに至り、今シーズンはパリではなくミラノを選択いたしました」とメゾンは発表している。
この20年間、メンズ、ウィメンズ、オートクチュールと、常にパリでコレクションを発表してきた「ヴァレンティノ」にとって、パリを欠席するのは2度目となる。
7月にはローマの映画撮影所「チネチッタ スタジオ(Cinecitta Studios)」にて、ニック・ナイト(Nick Knight)を迎え無観客でオートクチュールコレクションのパフォーマンスを開催した。
クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)は、「パリは、我々が常にショーを行ってきた場所であり、『ヴァレンティノ』のDNAを象徴する都市です。現在の状況下では、例外的な決断を下さざるを得ません。地に足をつけ、やるべきことに集中することが非常に重要だと考えています。アイディアから創造しているときには、自分のエネルギーが増すのを感じます。今はアイディアを羽ばたかせ、輝かせるべきなのです。ミラノでのショーは新たな機会ですし、アイデンティティーというアイディアを膨らませ、チームと私が一丸となって取り組んだ素晴らしいプロジェクトになっています」とコメントしている。
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