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2015/10/22
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「見出されたモード」ープルーストに寄せて パリのガリエラ宮で展覧会

掲載日
2015/10/22

 ガリエラ宮(パリ市立モード美術館)で、ファッションと文学をテーマにした展覧会、「見出されたモード(La Mode retrouvée)」が開かれる。会期は15年11月7日~16年3月20日。マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』に登場するゲルマント公爵夫人のモデル、グレフュール伯爵夫人のワードローブが特別に公開される。


 会場には、ウォルト(Worth)、フォルチュニー(Fortuny)、ババニ(Babani)、ランバン(Lanvin)など、50点近い衣服が並ぶ。
 
 19世紀末から20世紀初頭にかけて、伯爵夫人はパリ社交界に華々しく君臨した。コートや部屋着、アフタヌーンドレスからイブニングドレス、更にアクセサリーに至るまで、彼女の装いをすべて目にすることができる。また、衣服だけでなく、ポートレートや写真、フィルムも展示される。

 グレフュール伯爵夫人は芸術の支援にも熱心で、音楽大鑑賞協会(La Société des grandes auditions musicales)を主宰するなどして、良質な音楽の振興に貢献した。
 
 時代の先を行く進歩的な彼女の精神は、着物風のジャケットや、ベロアのコート、東洋風のモチーフなど、衣服の趣味にも表れている。ガリエラ宮の展示は、現代に生きる我々にも、様々なインスピレーションを与えてくれるだろう。

 

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