fashionsnap
2016/10/06
「新しい時代を切り開く」創業450周年の東京西川が滝沢直己によるアイテム発売
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2016/10/06
創業450周年を迎えた総合寝具メーカー「東京西川」が、ファッションデザイナーの滝沢直己によるスペシャルアイテムを発表した。同社が展開する最高ランクの「アイスランディック・アイダーダウン」や「ホワイト・コウダ (R) ダウン」を使用した夜着やダウンジャケット・ベスト、コンフォーター(掛けふとん)などをそろえ、10月9日までの期間限定で東京ミッドタウンで取り扱われる。

450周年を記念したスペシャルアイテムの制作は、滝沢直己からのオファーにより実現。ファッション業界の第一線で活躍してきた滝沢は、昔は「ファッション=服」と捉えられていたのに対し、現代における「ファッション」という言葉の意味するものは、総合的なライフスタイルを含めた部分まで広がっていると話した。「"ファッション"だけを見ていると、本当の意味で次の時代のファッションは見えてこない。よりライフスタイルの根底にあるモノにデザイン性を加えることで、新しい時代を切り開いていきたい」という思いから、"睡眠"の分野で卓越した技術を持つ「東京西川」にオファーをしたという。
スペシャルアイテムの中でもひときわ目を引く、着物のようなシルエットが特徴的な「夜着(よぎ)」は、税抜300万円。側生地には職人がジャカード織機で織り上げたシルク生地が採用され、中綿にはアイスランディック・アイダーダウンが充填された。西川創業当時、一般的な日本人は布団を持っておらず日中に着ていた着物を身体に掛け眠っていたが、徐々に防寒のために綿を入れた夜着(かいまきふとん)へと改良されたという背景から、創業450年を記念したアイテムとして「夜着」が制作された。「夜着」をはじめとするスペシャルアイテムは東京ミッドタウン限定で取り扱われ、掛けふとんカバーやピローケース、ボディタオル、フェイスタオルなども販売する。
10月6日に六本木で行われたプレス発表会には、女優の木村佳乃と女子レスリングの吉田沙保里選手が出席し、「東京西川」の創業450周年を祝福。「アイスランディック・アイダーダウン ベスト」(40万円)を着用した木村佳乃は、「ダウンベストはメンズライクなものが多いが、これはエレガントなデザインが珍しい。暖かいのに暑くはなくてとても不思議」とコメントした。
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