fashionsnap
2021/09/28
「ザボディショップ」エシカル消費を体現する店舗の出店加速 詰め替えサービスなど提供
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2021/09/28
「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」が、サステナブルとエシカルにフォーカスした新ストアコンセプトを反映した「アクティビストワークショップ」の出店を積極的に進めている。創業当初から推進しているサステナブルやエシカルの考えを体験できるコンテンツを展開し、ブランドメッセージをより色濃く反映する。9月16日には関東エリアで初のアクティビストワークショップが東武百貨店 池袋本店にオープン。今後は福岡パルコ店(9月23日)、アミュプラザ鹿児島店(9月30日)、さんすて岡山店(10月14日)の出店を控えている。

アクティビストワークショップは、「より公正で美しい世界のために立ち向かう」というブランドパーパスに基づき運営。2019年にイギリス・ボンドストリートのフラッグシップストアを皮切りに各地に出店・リニューアルオープンし、日本では今年4月に名古屋にオープンしたタカシマヤ ゲートタワーモール店が1号店となる。
アクティビストワークショップの日本独自の取り組みとして、東海旅客鉄道(JR東海)と協業して、引退した東海道新幹線の車両アルミをリサイクルし、店内の什器などで活用。リサイクルアルミを用いたスパチュラも販売している。床材は美濃焼の製法を取り入れ、環境負荷が少ないグリーン購入法適合素材ミノアールを選び、随所に散りばめた木材および間伐材はFSC認証を取得したものを採用した。
プラスチック削減のための詰め替えサービス「リフィルステーション」も併設。専用のアルミボトル(300g)とポンプを購入(中身とのセット価格2255円)し、中身を充填してボトルを再利用することができる。人気のボディシャンプー4種類のほか、リフィル限定商品のハンドソープ2種類をラインナップ。2回目以降はリフィルボトルとポンプを持参し、詰め替えることができる(1540円)。東武池袋店のストアマネージャー杉山弥生によると、「リフィルサービスについて説明すると、価格が少し高くても積極的にリフィルステーションを選ぶ顧客が多く、エシカル消費に関心の高いユーザーが多い印象」で、オープン後間もないが良い反響を得ているという。なお、ブランドでは創業当時にリフィルサービスを展開し、日本では一時休止していたが、よりサステナブルで再生可能なビジネスの実現に向けて、アクティビストワークショップの出店を機に再開した背景がある。
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