伊勢丹新宿店本館とメンズ館で「ショコラ・イセタネーション（Chocolat Isetanation）」が、1月27日にスタートした。本館ショーウィンドウディスプレイは左官の挾土秀平がデザインを手がけ、館内では「トシ・ヨロ イヅカ（Toshi Yoroizuka）」のオーナーシェフ鎧塚俊彦が日本のファッションブランドの2016年春夏コレクションを着想源にしたスイーツを発表するなど、様々な企画を展開している。会期は2月1日まで。

　「ショコラ・イセタネーション」は、伊勢丹新宿店で開かれていた「サロン・デュ・ ショコラ」の会場が2015年から新宿NSビルに移動したことを機に計画。ショコラそのものを発信する「サロン・デュ・ショコラ」とは異なり、「ショコ ラ・イセタネーション」ではショコラ文化を取り入れた新しいライフスタイルの提案の場として今年初めて開催することになったという。 ショーウィンドウディスプレイを担当した挾土秀平は土を用いた壁作りが特徴で、今回のデザインはショコラをテーマに制作。本館5階で開催されている個展 の会場では、挾土秀平の作品のほか、「土のクレヨン」をパティシエのセバスチャン・ブイエがチョコレートで再現した作品が公開されている。2階では鎧塚俊 彦が「タロウホリウチ（Taro Horiuchi）」「ビューティフル ピープル（Beautiful People）」「シアタープロダクツ（Theatre Products）」「サカヨリ（Sakayori.）」「ミュベール（Muveil）」「レキサミ（Rekisami）」「ズッカ（Zucca）」「ビ リティス（Bilitis）」の8ブランドの2016年春夏コレクションをイメージしたデザートの写真を展示。構想期間は1週間ほどだったといい、 「ファッションと同じようにスイーツにも個性があるので、それぞれのデザートにオリジナリティを追求した」と明かしている。このほか、「シャネル （Chanel）」とベージュ アラン・デュカス 東京によるコラボレーションスイーツをはじめ、「アナ スイ（Anna Sui）」など12ブランドによるショコラアクセサリーや、スーパーフードを取り入れたスイーツを揃えるなど、ファッションからアート、美容、健康まで幅 広いジャンルと掛け合わせた企画が用意されている。伊勢丹新宿店の企画担当者は、「サロン・デュ・ショコラとショコラ・イセタネーションの開催を機に、将 来的にこの時期が"ショコラ・ウィーク"として新宿に根付いたら嬉しい」と話している。

■ショコラ・イセタネーション
会期：2016年1月27日（水）〜2月1日（月）
会場：伊勢丹新宿店本館・メンズ館＝各階