2016/09/08
「サルヴァトーレ・フェラガモ」、初のウィメンズシューズデザインディレクターにポール・アンドリューを起用
2016/09/08
「サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」が、新たに創設された役職、ウィメンズシューズデザインディレクターに、ポール・アンドリュー(Paul Andrew)を抜擢した。即時就任し、17年秋冬のプレコレクションでデビューを果たすという。

今回の決定は、「メゾンが大胆でクリエイティブなデザインを探求している」ことの表れだとフェラガモ側。
マッシモ・ジョルネッティ(Massimiliano Giornetti)が今年3月に退任して以来、クリエイティブディレクターが不在の「フェラガモ」だが、今後はシューズを始めとした小物類をより強調する形で、抜本的な見直しを図っているようにも感じられる。
経営陣の顔ぶれも大きく変わった。辞任したミケーレ・ノルサ(Michele Norsa )に代わり、8月からは元フルラ(Furla)のエラルド・ポレット(Eraldo Poletto)がグループを率いている。
ポール・アンドリューは2013年に自身のシューズブランドを立ち上げ、快適さも併せ持つハイヒールで知られている。近年ではメンズも始め、世界の名だたるセレクトショップで取扱いがある。
「色や素材の使い方が斬新で、類まれな技術もある。ポールの靴はいつも快適で非常に履きやすく、品質の良さと高いデザイン性が同居した素晴らしいものだ」と「サルヴァトーレ・フェラガモ」。

イギリス出身のポールアンドリューは、バークシャー芸術大学を卒業後、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」で経験を積んだ。1999年にニューヨークへ渡り、「ナルシソ・ロドリゲス(Narciso Rodriguez)」へ。
2004年には、CFDA/ヴォーグファッション基金アワード(CFDA/Vogue Fashion Fund)を受賞、アメリカでは「ダナ・キャラン(Donna Karan)」や「マイケル・コース(Michael Kors)」、「カルバン・クライン(Calvin Klein)」、「ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)」などで腕を振るった。
「サルヴァトーレ・フェラガモ」は9月25日にミラノでランウェイショーを行うが、クリエイティブディレクターは不在のまま、コレクションはインハウスのデザインチームが手掛けた。
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