2017/08/22
「カナダグース」、初のニットウェアラインを発表
2017/08/22
アウターウェアブランド「カナダグース(Canada Goose)」が、メンズ・ウィメンズのニットウェアラインをローンチした。「機能性を第一に考えたデザイン哲学を体現し、真に実用的な美を追求するブランドの精神に即したもの」だという。

ウルトラファインメリノウールを用い、保温性の高いアパレルとして打ち出す今回のコレクションでは、ソフトなミッドウェイトニット、ヘビーウェイトチャンキーニット、そして独自の「ハイブリッジ(HyBridge)」ニットなど揃える。「ハイブリッジ」ニットは、ウールとダウン、そして高機能素材をミックスしたものだ。
新しい素材も全て環境や社会に配慮されたもので、ニット専門メーカーによりヨーロッパで生産しているという。
アイテムとしては、フーディー、ジップアップ、オーバーサイズセーターなど、ブランドのアイコニックなアウターに着想を得たモデルを展開。体温を感知して温める「サーマルマッピング(Thermal Mapping)」や、イージーグリップジッパー、パフォーマンスフードなど、ブランドを代表する機能も備えている。
先日発表した第1四半期業績では、売上を伸ばし損失を縮小したカナダグース社。売上高は80%近く増加して2820万カナダドル(約24億円)、損失は前年1400万カナダドル(約12億1600万円)から1200万カナダドル(約10億4200万円)となった。ダイレクト・ツー・コンシューマー(Direct-to-consumer)売上は830万カナダドル(約7億2100万円)、そして卸売事業も38.2%増の1990万カナダドル(約17億2900万円)だった。
今年3月の上場以来、新規店舗開設や中国進出に向けての計画など、同社は事業拡大を加速させている。
(2017年8月22日現在、1カナダドル=87円で換算)
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