「ヴィクトリア・ベッカム」、再編成に伴い人員削減

 「ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)」が、従業員60名を解雇する。新しい出資会社による戦略見直しに伴い、現在のビジネスモデルで人件費の占める割合が高すぎると判断されたようだ。

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Victoria Beckham - Fall-Winter2018 - Womenswear - New York - © PixelFormula

 英国で複数の現地紙が報じたところによると、昨年「ヴィクトリア・ベッカム」は850万ポンド(約12億7400万円)の損失を計上しており、新たな投資会社ネオ・インベストメント・パートナーズ(Neo Investment Partners)のマネジメントコンサルタントによる診断を受けたという。
 
 ヴィクトリア・ベッカムが自身のブランドを立ち上げて10年が経つが、外部からの出資を受けたり、業界の有名人を経営陣に迎えたりといったことをせずにここまでやってきた。
 
 しかし、昨年ネオ・インベストメント・パートナーズから出資を受け、さらに先日はフランス服飾連盟の会長を務めるラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)がブランドの会長に就任したことで、より長期的な成長戦略への転換が窺える。
 
 現地紙の多くは新しい戦略の問題点やベッカム自身の高い給与について言及しているが、現在の事業構造が現実的ではないというのがコンサルタントの指摘であったようだ。
 
 予定人数の60名は、会社の従業員の約3分の1にあたる。
 
 デイリーメイル紙によれば、ヴィクトリア・ベッカム本人からの通告はなく、その事実に対して従業員の中には不満を持つ者もいるという。ベッカムはブランド事業から70万ポンド(約1億500万円)の収入を得ている。
 
 ブランドを運営する企業VB Ltdはロンドンに本社を置き、同市ウェスト・エンド地区と香港に「ヴィクトリア・ベッカム」ブランドの店舗を展開。
 
 ブランドの広報担当者は同紙に対し、「役員会は会社の収益性回復に重点を置いてきました。組織構造を見直している最中で、財務目標に沿った適切な規模に再編成しています」と話している。
 
 
(2018年4月3日現在、1英ポンド=150円で換算)
 
 

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