掲載日
2016/05/27
2016/05/27
「ユニクロ」、価格見直しで客足の回復を目指す
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2016/05/27
2016/05/27
ファーストリテイリングは25日、「ユニクロ」の秋冬新作発表会の場で、価格の見直しを行い、値上げにより離れた客足を回復する意向を改めて表明した。

柳井正会長兼社長は同発表会で、「低価格ということじゃない。われわれは付加価値がある商品をできるだけ低いプライスで売る」と述べ、「「ファッションじゃなくてお客さんにとっての付加価値」を強調したとブルームバーグは報じている。
先月、今期(16年8月期)の業績予想を大幅に下方修正した同グループ。決算説明会でも、顧客の「生活ニーズに合わせて、抜本的に価格を見直」し、「1990円、2990円といったシンプルな価格に戻す」との考えを示していた。
円高の影響で仕入れコストが上昇傾向にある中、商品計画、リードタイムを一から見直し、「よりコストの低いところで、よりよい商品を作って」いくとして、ビジネスモデル変更も示唆している。
16年9~2月期の国内「ユニクロ」既存店売上高は、前年同期比1.9%減、客単価は増えたものの、客数は6.3%と落ち込んだ。
16年8月期の連結業績予想に関しては、売上高は前年比7%増の1兆8000億円と据え置く一方で、営業利益は27%減の1200億円と、前回予想の1800億円から大きく引き下げている。
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