2017/01/23
「無印良品」の良品計画、フィリピンに現地合弁会社設立
2017/01/23
「無印良品」を展開する株式会社良品計画は、フィリピン共和国にて現地のストアーズ・スペシャリスツ(Stores Specialists, Inc. )(以下、SSI社)との間で合弁会社設立について合意したと発表した。

SSI社はフィリピンの大手小売ルスタング ループ(Rustan Group)傘下で、「ヒューゴ・ボス(Hugo Boss)」、「バーバリー(Burberry)」から「ザラ(Zara)」まで、多数の海外ブランドのライセンスビジネスや小売業を主に取り扱っている。
良品計画は2010年にフィリピン市場におけるライセンス契約をSSI社と締結し、同社に対しライセンス供与および商品供給を行ってきた。現在は、フィリピンに「無印良品」店舗を7店舗展開している。
ASEAN第2位の人口を持ち、中でも若年層が過半数を占めるフィリピンは、GDPでも高い成長率を示しており、良品計画にとって特に重要なマーケットであると判断したという。今回の合弁会社設立によって、「無印良品」事業のさらなる強化、拡大を目指す。
合弁会社の「Muji Philippines Corp.」は2017年3月に設立予定だ。資本金は300万米ドル(約3億4100万円)で、出資比率は良品計画が49%、SSI社が51%。
良品計画の2016年2月期の業績は、売上高が18.2%増の3075億3200万円、営業利益が44.4%増の344億3900万円だった。現在、国内に直営店312店舗を展開し、その他102店舗にも商品を供給する。海外では、16年2月期時点で計344店舗を有している。
SSI社の2015年度通期売上高は174億2100万ペソ(約396億2200万円)、営業利益は17億7000万ペソ(約40億2600万円)。
(2017年1月23日現在、1フィリピンペソ=2円で換算)
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