2016/11/22
「イザベル・マラン」、元「パコ・ラバンヌ」の人材をトップに起用
2016/11/22
「イザベル・マラン(Isabel Marant)」が、アヌーク・デュラントー=ロペ―ル(Anouck Duranteau-Loeper)氏を副最高経営責任者に起用した。同氏は、「ソフィー・デュリュフレ(Sophie Duruflé)現CEOとナタリー・シュムニー(Nathalie Chemouny)リテールディレクターと密に連携していく」という。
ソフィー・デュリュフレCEOとナタリー・シュムニー氏は、デザイナーのイザベル・マランと共にブランドに長年携わっており、3人は現在会社の株式49%を保有している。ブランドの展開を加速するため、今年7月に仏投資ファンド「モンテフィオーレ(Montefiore)」に株式51%を譲渡した。

アヌーク・デュラントー=ロペ―ル氏は、2014年から「パコ・ラバンヌ」でファッションマネージングディレクターを務めていた人物だ。
ESCPヨーロッパを卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタントとしてキャリアをスタートした後、LVMHグループにてファッション部門ストラテジーチーフを経て、「ロエベ(Loewe)」に携わり、「セリーヌ(Céline)」のレザーグッズ・アクセサリー部門ディレクターも経験した。
「イザベル・マラン」の売上高15億ユーロ(約1800億円)のうち、約80%が輸出によるものだ。特に小売事業の拡大を加速すべく、より強固な組織を築き新しい展開を図っている。
11月始めにはベルリンのヴェステンデパートに店舗を開設し、現在世界中に23店舗の直営店を展開する「イザベル・マラン」。マルチブランドショップなどの小売店では、600店舗での取扱いがある。
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