掲載日
2019/11/26
2019/11/26
「ロエベ」がナチス強制収容所の囚人服に酷似したセットアップ 批判受け販売中止
掲載日
2019/11/26
2019/11/26
「ロエベ(Loewe)」は、先日発売したカプセルコレクションの中に、ナチスによる強制収容所の囚人服に酷似したセットアップがあったとして謝罪した。

きっかけはインスタグラムアカウント「ダイエットプラダ(Diet Prada)」が投稿した比較画像だった。「『ロエベ』のウィリアム・ド・モーガン(William De Morgan)カプセルコレクションにある1850ドルのアンサンブルは、強制収容所の囚人服以外の何ものにも見えない」と「ダイエットプラダ」はコメントしている。
同日「ダイエットプラダ」は「ロエベ」に説明を求め、そこからブランドの公式インスタグラムを通じて謝罪が発表されることになった。
「雑誌に掲載されたルックは、陶芸家のウィリアム・ド・モーガンにインスパイアされた『アーツ・アンド・クラフツ(Arts and Crafts)』コレクションの一つですが、それが人類史上最も忌むべき時代を連想させ、誤解を与えるものだとの指摘がありました」と「ロエベ」。「これは決して我々の意図するところではなく、尊重されるべき歴史を軽視したと感じられた方々にはお詫び申し上げます。該当商品の販売は中止いたしました」と続けている。
問題となったセットアップは、ブラックとホワイトの縦ストライプで、胸のところに「ロエベ」のロゴパッチが施されている。陶芸家ウィリアム・ド・モーガンを取り上げたカプセルコレクションは、今季最もアーティスティックなクリエーションだと業界人の評価も高かった。
「ロエベ」の前にも、2014年には「ザラ(Zara)」がやはり強制収容所の囚人服に酷似したTシャツをを販売して批判を浴びている。
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