2018/12/10
「カール・ラガーフェルド」、アクセサリーラインに新デザイナー
2018/12/10
「カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)」が、アクセサリー部門のデザイナーに二コラ・ボーラン(Nicolas Baurain)を起用した。今までは外部のデザイナーに委託していたが、「二コラを迎えられて非常に嬉しく思う。アクセサリーは(ブランドにとって)とても重要だ。このカテゴリを拡大するにあたって、やはり内部に人材が必要だと思った。今回の人事でブランドがまた一つ前進することになるだろう」とメゾンは本紙にコメントしている。

バッグ・レザーグッズのデザイナーとして20年近い経験を持つ二コラ・ボーランは、様々なブランドで働いた後、2017年に自身のバッグブランド「ボーラン(Baurain)」を立ち上げた。「カール・ラガーフェルド」のアクセサリーデザイナー就任を受け、こちらは休止するという。
パリのファッション専門学校で学んだ後、2001年に「カルヴェン(Carven)」でアーティスティックディレクターのアシスタントとしてキャリアをスタート。その後「ギ・ラロッシュ(Guy Laroche)」でアクセサリーを手掛けたほか、ロンドンに渡り「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」と「ジミー・チュウ(Jimmy Choo)」にそれぞれ2年間ずつ務めた。
2012年からはニューヨークで「J. Mendel」でアクセサリー部門のチーフデザイナーとして腕を振るい、初のバッグラインをローンチしている。さらに「ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane Von Furstenberg)」、「トリー・バーチ(Tory Burch)」、「ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)」など多くのブランドとコラボレーションを行い、その後に自身のブランドを立ち上げた。
「カール・ラガーフェルド」は近年精力的に販売網を拡大しており、この5年間で販売拠点は100店舗を突破した。また、ライセンス契約も幅広い。アクセサリーには、レザーグッズ、シューズ、アイウェアなど幅広い商品カテゴリが含まれるが、ブランドの売上のうち59%を占めている。
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