2019/11/28
「パトゥ」が販売開始
2019/11/28
ギョーム・アンリ(Guillaume Henry)手掛ける新生「パトゥ(Patou)」が販売を開始した。LVMHによるリローンチ後初のコレクション、「アクト1」と「アクト2」は、9月のパリ ファッションウィーク中に披露されている。

今シーズンは、本国フランス・パリの「ギャラリーラファイエット(Galerie Lafayette)」オスマン店およびシャンゼリゼ店、「ボンマルシェ(Le Bon Marché)」百貨店のほか、日本では阪急うめだ本店「D.Edit」と「エストネーション(Estnation)」銀座店、「ビオトープ(Biotop)」白金台、「Iza」、「マルティニーク(Martinique)」丸の内店での取扱いが決定している。また、韓国の「Boon the Shop」、ロンドンの「Selfridges」、ミラノの「10 Corso Como」、香港の「Joyce」など、世界80店舗の百貨店や専門店で販売されるという。
ギャラリーラファイエット オスマン店を皮切りに、各地でポップアップストアも開設する。
オンラインでは、ブランドの公式ECが先週からオープンしており、同じくLVMH傘下のラグジュアリーEC「24S」でも取り扱いが決定しているが、その他のオンラインセレクトショップでは販売しない方針だ。
フレッシュでユーモラスなイメージの公式オンラインショップには、時に元となったデザイン画もアイテム紹介のページに添えられている。

商品詳細の中には、「パリのシテ島でデザインされたものです。その後、ポルトガルのアトリエに生産を託しました」といった一文も。
サイトはフランス語、英語だけでなく、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、中国語、そして日本語の表示も選択できる。しかし、オンラインショップの配送先は現在のところヨーロッパ大陸の25ヵ国に限られており、アメリカへは2020年から、アジアと残りの地域へは2021年をめどに配送を開始する予定だ。
コレクションのうち約10%はシーズンレスな"アイコニック"アイテムとなっている。また、発表時期と発売時期をなるべく近づけるよう努めているという。

コレクションは全てヨーロッパで生産しているが、アクセサリーはバリ島の職人が手掛けた。エコなアプローチも前面に押し出し、「これを我々は『The Patou Way』と呼んでいますが、4つの活動と進歩を軸にしています」とサイトには説明がある。
パッケージは100%再生素材を使用し、もちろん再利用が可能だ。さらに、生産工場もサプライヤーからなるべく近い場所を選んでおり、環境負荷を軽減。商品の約3分の1を環境にやさしい素材で制作しているという。本社や販売スペースにも同様の配慮がなされている。
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