fashionsnap
2019/06/14
「ルイ・ヴィトン」が世界で最も価値のあるラグジュアリーブランドに、アパレル部門ではナイキがトップ
fashionsnap
2019/06/14
広告代理店WPPの調査・コンサルティング領域を担うカンターが、2019年の世界のブランド価値ランキング「BrandZ Top 100 Most Valuable Global Brands 2019」を発表した。総合1位は昨年3位だったアマゾン(Amazon)が躍進。昨年まで12年連続で首位を維持していたグーグル(Google)は3位に順位を落とした。またカテゴリー別では「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」がラグジュアリー、「ナイキ(Nike)」がアパレルでそれぞれトップに輝いた。

同ランキングでは2006年の第1回調査で首位に輝いた「マイクロソフト(Microsoft)」をはじめ、ランクインするブランドの多くがテクノロジー系だったという。今回1位を獲得したアマゾンのブランド価値は前年比52%増の3,155億500万ドルと飛躍的な成長を見せた。
このほか急成長したブランドは「インスタグラム(Instagram)」(ブランド価値の前年比 95%増)、ヨガウェアを展開する「ルルレモン(Lululemon)」(同 77%増)に加え、「ネットフリックス(Netflix)」「ウーバー(Uber)」などがあり、充実したブランド体験の提供が重要視されているとカンターは分析している。
アパレルのカテゴリーではナイキ(総合21位)に続き「ザラ(Zara)」(総合61位)と「アディダス(Adidas)」(総合100位)が、ラグジュアリーのカテゴリーではルイ・ヴィトン(総合22位)のほか「シャネル(Chanel)」(総合31位)や「エルメス(Hermès)」(総合37位)、「グッチ(Gucci)」(総合52位)がトップ100にランクインし、シャネルは初めてランキング入りした。なお、日本ブランドの1位は「トヨタ(Toyota)」(総合41位)で、急成長ブランドは「資生堂(Shieido)」(同 56%増)だった。
■「BrandZ Top 100 Most Valuable Global Brands 2019」総合ランキング上位10位
(ブランド名/カテゴリー/2019年ブランド価値(百万ドル)/ブランド価値の増減(前年比)/昨年の順位
1位:アマゾン(Amazon)/小売/315,505/+52%/3位
2位:アップル(Apple)/テクノロジー/309,527/+3%/2位
3位:グーグル(Google)/テクノロジー/309,000/+2%/1位
4位:マイクロソフト(Microsoft)/テクノロジー/251,244/+25%/4位
5位:ビザ(Visa)/決済/177,918/+22%/7位
6位:フェイスブック(Facebook)/テクノロジー/158,968/−2%/6位
7位:アリババ(Alibaba)/小売/131,246/+16%/9位
8位:テンセント(Tencent)/テクノロジー/130,862/−27%/5位
9位:マクドナルド(McDonald's)/ファストフード/130,368/+3%/8位
10位:エイティアンドティ(AT&T)/通信プロバイダー/108,375/+2%/10位
Copyright © 2023 Fashionsnap. All rights reserved.