2017/06/09
「オフ-ホワイト」のヴァージル・アブロー、「イケア」とのコラボでミレニアルズ向けインテリア発売
2017/06/09
「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(Off-White c/o Virgil Abloh)」のヴァージル・アブローが、家具メーカー「イケア(Ikea)」と協業し、ミレニアルズ向けの商品を発売する。

アブローと「イケア」は、ユニークでイノベーティブな家具とインテリア雑貨のラインを作り上げる予定で、美的でありながら機能的なアイテムを揃えるという。初めて一人暮らしをするミレニアルズ世代をターゲットに想定し、狭い空間や短期間の賃貸、限られた予算といった条件にフォーカスした商品を提案する。
「ヴァージル・アブローには興味を持っていた。境界にこだわらずに、若い世代と何を求めているのか、何が欲しいのかを知っている人物だ」とイケアのレンジ&サプライ部門クリエイティブリーダーであるヘンリック・モスト(Henrik Most)は話す。
「そこが面白いと思ったんだ。イケアは、初めての住居をどうやって安くファッショナブルに仕上げられるか、ということを探求したい。ヴァージル・アブローと『オフ-ホワイト』はぴったりだ」。

長年カニエ・ウェスト(Kanye West)のクリエイティブコンサルタントを務めていたアブローは、DJやプロデューサーとしての顔も併せ持つ。彼のセンスは若い世代のファッション消費者、特に男性に高い人気を誇り、「オフ-ホワイト」は現代のストリートファッションに欠かせない存在となった。
アブロー自身も、「僕らは継ぎ接ぎの、(SNSの)タンブラー後の世界にいると思う。自分のものではない画像をたくさん集めて、それを編集して自分自身を表現するんだ。そのもの自体が自分のものでなくても、それを買うお金がなくても、美しいものが自分のページを飾り、自分の趣味を表してくれる。こういうものを実際の場所に作り出すことが僕の目的だった。『イケア』が後押ししてくれることで、若い世代がデザインやアートと共に過ごすことができるようになる。今回のコラボレーションは、僕の手掛けたプロジェクトの中でもコンセプトとして最も重要な部類のものだ。消費者を教育する非常に高いポテンシャルを秘めている」と述べている。
同コレクションは、2019年にローンチ予定だ。
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