2017/03/21
「オフ-ホワイト」が第92回ピッティウオモのゲストに
2017/03/21
次回6月に開かれるイタリアのメンズ展示会「ピッティウオモ(Pitti Uomo)」にて、J.W. アンダーソン(J.W. Anderson)がショーを披露することが明らかになったばかりだが、次いでメンズのゲストとして「オフ-ホワイトc/o ヴァージル・アブロー(Off-White c/o Virgil Abloh)」が招かれることが発表された。

建築とエンジニアリングを修め、デザイナーだけでなくDJとしての顔も持つヴァージル・アブローは、2013年に設立した自身のブランド「オフ-ホワイト」で大きな成功を収めた。第92回ピッティウオモでは、6月15日にスペシャルイベントを開催し、18年春夏のメンズコレクションと一部ウィメンズも披露するという。
1980年、アメリカのイリノイ州に生まれたヴァージル・アブロー。広く世間に名を知られるようになったのは、ラッパーであるカニエ・ウェスト(Kanye West)のアーティスティックディレクターを務めたところが大きい。他にも、ニック・ナイト(Nick Knight)、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)、キム・ジョーンズ(Kim Jones)、村上隆、オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)、ジュゼッペ・ザノッティ(Giuseppe Zanotti)、ジョージ・コンド(George Cond)、そしてシルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini)といった面々とのコラボレーションを行ってきた。
2015年LVMHプライズのファイナリストにも選ばれた彼のスタイルは、特に20世紀のモダニズム建築家、ミース・ファン・デル・ローエ(Mies van der Rohe)に大きく影響を受けたものだ。カウンターカルチャーの要素も色濃いアブローのクリエーションは、世界中のバイヤーを引き付けた。東京、シンガポール、香港、北京、上海、ソウル、そしてロンドンには単独店舗も展開している。
「今シーズン、モードとストリートウェアの間に昔からあった垣根が曖昧になっているが、ヴァージル・アブローは自身のライフスタイルをブランドとして昇華させ、成功を収めた」と主催ピッティイマージネ(Pitti Immagine)のコミュニケーション・イベントディレクター、ラポ・チャンキ(Lapo Cianchi)氏。
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