2018/10/08
「ジル・サンダー」の新CEOが決定 前任ベッターリ氏はオンワードラグジュアリーのVPへ
2018/10/08
ジル・サンダー(Jil Sander)」が、新CEOにアクセル・ケラー(Axel Keller)を任命した。前任のアレッサンドラ・ベッターリ(Alessandra Bettari)は、オンワードラグジュアリーグループ(Onward Luxury Group)(以下、OLG)のヴァイスプレジデントに就任し、「ジル・サンダー」や「モロー・パリ(Moreau Paris)」、「シャーロット・オリンピア(Charlotte Olympia)」といったブランドを統括する。

ケラー新CEOは、今年2月にセールスマネージャーとして「ジル・サンダー」に入社した。それ以前にも、「バレンシアガ(Balenciaga)」で15年、「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)(現メゾン マルジェラ)」で12年の間、セールスマネージャーを務めていた。
今回の人事により、「ジル・サンダー」はリブランドに一層注力することになるだろう。ルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie & Luke Meier)夫妻をクリエイティブディレクターに迎えて1年が経つが、彼らのコレクションはバイヤーにも好評だ。最近では大手百貨店への出店も果たしている。
新しいコンセプトのショップとしては、新旗艦店「ジルサンダー ブティック 表参道店」が9月8日オープンしたばかりだ。また、バッグなどアクセサリー類の拡充も強化している。
今回の両氏の昇進は、長年トップを務めたフランコ・ペネ(Franco Penè)引退に伴うOLG内部の人事再編の一環でもある。同氏は名誉会長となり、後任には白石丈宏が就いた。
2016年から「ジル・サンダー」CEOを務めていたアレッサンドラ・ベッターリは、アントネッロ・オルネス(Antonello Orunesu)と共にOLGのヴァイスプレジデントとして白石丈宏会長に直接リポートする。
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