掲載日
2015/09/25
2015/09/25
「10 corso como」、法的整理の危機を脱する
掲載日
2015/09/25
2015/09/25
先日、法的整理の可能性が懸念されていたミラノのセレクトショップ、「ディエチ・コルソコモ(10 Corso Como)」だが、その心配はひとまず遠のいたようだ。先週、イタリアの国税庁傘下の徴税公社「エクイタリア(Equitalia)」は、税金の滞納を理由に、ショップを運営するDieci srlに対する法的整理をミラノ地方裁判所に申請していた。しかし、両者の間で合意に至ったとの発表があった。
「両者の間で、法廷での争いを避け、前向きな話し合いを続ける」ことで合意したという。エクイタリアは、「ディエチ・コルソコモ」に467万ユーロ(約6億2800万円)を請求していたが、返済期限は延長される。
イタリアを代表するセレクトショップの存続は決まったものの、この類の事業を続けるのに、同国のマーケットの現状はあまり理想的とは言えない。同社の売上高は、2013年から2014年の1年間で、630万ユーロ(約8億4700万円)から560万ユーロ(約7億5300万円)に落ち込んでいる。
また、同時期の損失は63万7000ユーロ(約8600万円)から70万9000ユーロ(約9500万円)に拡大しており、負債額も2015年1月31日時点で1100万ユーロ(約14億7900万円)に上ったという。
(2015年9月25日現在、1ユーロ=134円で換算)
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