「A.F.ヴァンデヴォースト」がブランド終了、22年の活動に幕

　「A.F.ヴァンデヴォースト（A.F.Vandevorst）」が、2020年春夏コレクションを最後にブランドを終了することを発表した。

　デザイナーはベルギー アントワープ王立芸術アカデミー出身のアン・ヴァンデヴォースト（An Vandervorst）とフィリップ・アリックス（Filip Arickx）で、アンは「メゾン マルタン マルジェラ（Maison Martin Margiela）」や「ドリス ヴァン ノッテン（Dries Van Noten）」でキャリアを積み、フィリップはダーク・ピッケンバーク（Dirk Bikkembergs）のもとで働いた経験を持つ。1998年にパリでA.F.ヴァンデヴォーストとしてデビューして以来、22年間フェティッシュな世界観のコレクションを発表してきた。

　ブランド終了の理由に、同じレベルのクリエイションを維持できないことと、今後製品よりもストーリーを伝えることに焦点を当てることができないことを挙げている。なお、アントワープの店舗とオフィスは8月末まで営業する。