アメリカファッション協議会が6月3日（現地時間）、ニューヨークで「2014 CFDAファッションアワード」各部門の受賞者を発表した。「CFDAファッションアワード」は、「ファッション界のオスカー賞」とも称される名誉ある賞。2014年のウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーは、「Altuzarra（アルチュザラ）」を手掛けるJoseph Altuzarra（ジョセフ・アルチュザラ）に贈られた。2008年に設立された「Altuzarra」は、業界から高い評価を得ている新進ブランド。

　メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーは、「Public School（パブリックスクール）」のDao-Yi Chow（ダオイー・チョウ）とMaxwell Osborne（マックスウェル・オズボーン）が受賞。2008年の設立以降、ニューヨークを拠点に活動しており、昨年は「2013 CFDA ファッション アワード」のメンズウェア部門でスワロフスキー賞を受賞していた。

　アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーには、「The Row（ザ・ロウ）」を手がけるオルセン姉妹が選ばれた。

　また、ファッションショーにおける人種差別撲滅を目指す元モデルで活動家のBethann Hardison（ベサン・ハーディソン）に、Eleanor Lambert（エレノア・ランバート）賞が贈られた。その他、Tom Ford（トム・フォード）が特別功労賞、「Dior（ディオール）の」Raf Simons（ラフ・シモンズ）が国際賞を受賞した。

　新進クリエイターに贈られるスワロフスキー賞は、ウィメンズウエア部門では「Creatures of the Wind（クリエーチャーズ・オブ・ザ・ウィンド）」のShaine Gabier（シェーン・ガビエ）とChristpher Peters（クリストファー・ピーターズ）、メンズウエア部門ではTim Coppens（ティム・コッペンス）、アクセサリー部門ではIrene Neuwirth（アイリーン・ニューワース）が受賞。

　一方、ファッションアイコン賞には歌手のRihanna（リアーナ）が輝いた。シースルー素材に20万個ものスワロフスキービーズを散りばめた大胆なドレスでレッドカーペットに姿を現し、注目を浴びた。