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掲載日
2012/10/22
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【Fashion Week DAY5】デザイナーのルーツと向き合ったドレスキャンプとヨシオクボ
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2012/10/22
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「Mercedes-Benz Fashion Week Tokyo 2013 S/S(メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京 2013 S/S)」の開幕から5日目となる10月17日の話題をさらったのは、デザイナー岩谷俊和の復帰の発表とともに開催された「Dresscamp(ドレスキャンプ)」のランウェイショー。「yoshio kubo(ヨシオ クボ)」は、デザイナーとしての原点をコレクションに色濃く反映した。

国立競技場で発表された「yoshio kubo」の2013年春夏コレクションは、デザイナー久保嘉男のルーツでもある1990年代のニューヨークが裏テーマになっているという。DJ Bakuが大音量でヒップホップを流し、トリッキーなヘアメイクのメンズモデルが挑戦的に歩くランウェイは、多様な人種が混じり合う都市のアンダーグラウンドな世界。男性的なスタイリングとは対照的に、久保嘉男が追求しているテキスタイルは、チェーンで描かれたオリジナルのペイズリー柄やレースなどエレガントで繊細だ。
ショーの「ライブ感」を生演奏やDJプレイなど音で演出するのではなく、その場で作るショーピースで表現したのはデザイナーOlga(オルガ)が手がける「Etw.Vonneguet(エトヴァス・ボネゲ)」。「I melt」をテーマに、水に溶ける特殊素材で作られた服を着用しているモデルが自ら溶かすパフォーマンスを繰り広げた。また「In-Process By Hall Ohara(イン-プロセス バイ ホール オーハラ)」は、チェーンや鍵など拘束的なルックとは対照的にパラシュートが広がるラストルックで、テーマ「都会的な苦悩」からの解放を示した。
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