2015/09/23
「Grace: Thirty Years of Fashion at Vogue」復刻 英米ヴォーグの天才クリエーターが30年間を振り返る
2015/09/23
ヴォーグのクリエイティブディレクターを務めるグレース・コディントン(Grace Coddington)。編集長の右腕とも言われる名物スタイリスト・エディターの彼女が、英米ヴォーグで過ごした30年を記念する本を出版したのは、2002年のことだ。限定生産であったことも手伝って、当時は発売するや否や売り切れたが、増版はされなかった。そして現在、ネットオークションに1万ドル相当で出品されているという。

そんな幻の本を再び多くの読者に届けるべく、コディントンは英出版社「ファイドン(Phaidon)」を説得、当時のままの装丁で再版されることが決定した。価格は65ポンド。9月28日に発売予定だが、オンラインでの先行予約はすでに受け付けている。
本書は伝説のクリエイティブディレクターを称えるだけでなく、「英・米ヴォーグでも選りすぐりの素晴らしい写真が集められた、ショーケースのようなもの」だと紹介されている。
序文は、米ヴォーグ編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)とデザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が寄稿している。また、セシル・ビートン(Cecil Beaton)、アーヴィン・ペン(Irving Penn)、ブルース・ウェーバー(Bruce Weber)、スティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)、マリオ・テスティーノ(Mario Testino)どいった名だたる写真家をはじめ、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、リンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)、ジェリー・ホール(Jerry Hall)などのトップモデルや、マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)といったクリエーターまで、ファッション業界の最前線で働く人々とのエピソードが詰まった一冊だ。
また、2002年以降の話題を盛り込んだ続編を出版することも予定している、とヴォーグ誌。
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