2019/10/30
「Lyst」の注目ブランド、「オフ-ホワイト」首位に返り咲き 「ボッテガ・ヴェネタ」も大躍進で初ランクイン
2019/10/30
グローバルファッション検索プラットフォーム「Lyst」が発表した2019年7-9月の注目ブランドランキングでは、ダニエル・リー(Daniel Lee)のもと「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」が大躍進を遂げ、初めてトップ20入りを果たした。また、首位には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル・アブロー(Off-White c/o Virgil Abloh)」が返り咲き、「グッチ(Gucci)」は3位に後退した。

アイテム別注目度では「ボッテガ・ヴェネタ」のパデッドサンダルがウィメンズ部門で1位になっており、3ヶ月間で検索数が2万7000件を超えたという。特にファッションウィーク中にフロントロウ常連のファッショニスタが着用していたことから、同ブランドのシューズ全般の検索数も156%伸びている。
一方、ブランド注目度では「ボッテガ・ヴェネタ」は16位にとどまっており、1位の「オフ-ホワイト」には、ケリング(Kering)グループ傘下の「ボッテガ・ヴェネタ」と「グッチ(Gucci)」が2位、3位と続く。ちなみに、過去2四半期には「グッチ」が連続でトップだった。
4位以降は、「ヴェルサーチェ(Versace)」、「プラダ(Prada)」、「ヴァレンティノ(Valentino)」、「フェンディ(Fendi)」、「バーバリー(Burberry)」、「サンローラン(Saint Laurent)」、「ヴェトモン(Vetements)」とトップ10が並ぶ。
その後、「ストーンアイランド(Stone Island)」、「ナイキ(Nike)」、「ジバンシィ(Givenchy)」、「モンクレール(Moncler)」、「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」、「モスキーノ(Moschino)」、「バルマン(Balmain)」、「ロエベ(Loewe)」と続いている。
ちなみに、ケリングが展開する「アレキサンダー・マックイーン」と、対するLVMHグループの「ロエベ」は、両者とも今期初ランクインを果たしたブランドだ。

アイテム別ランキングとしては、ウィメンズで1位になった「ボッテガ・ヴェネタ」パデッドサンダルのほか、根強い人気を誇る「ジャクムス(Jacquemus)」のマイクロミニバッグ「Le Chiquito」が2位につ、今年2回目のトップ10入りとなった。「ジャクムス」はブランド自体としてはまだ20位に届かないものの、この四半期で37位ランクアップしたという。
また、「1969」ショルダーバッグが10位になった「パコ・ラバンヌ(Paco Rabanne)」も大きく注目度を上げており、ブランドのグローバル検索数は前年と比べ31%上昇した。
メンズではストリート・スポーツウェアテイストのアイテムが目立ち、「モンクレール」の「Bramant」ダウンジャケットが首位に。他にも、ウィメンズで過去のランキングにたびたび登場していた「グッチ」のダブルGバックル付きレザーベルトがメンズでは初のランクインを果たしており、ベルトとしては2番目に人気の「オフ-ホワイト」インダストリアルベルトの4倍の検索数を記録した。
■The Lyst Index
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