2017/11/27
「OAMC」、オンワードラグジュアリーと生産契約
2017/11/27
「シュプリーム(Supereme)」の元ヘッドデザイナー、ルーク・メイヤー(Luke Meier)が立ち上げたメンズブランドの「OAMC(オーエーエムシー)」の生産を、オンワード樫山の子会社であるオンワードラグジュアリーグループ(Onward Luxury Group)が18-19年秋冬シーズンより手掛ける。

ルーク&ルーシー・メイヤー(Lucie Meier)夫妻は、この4月にオンワードラグジュアリー傘下「ジル・サンダー(Jil Sander)」のアーティスティックディレクターに抜擢されている。また、「OAMC」のデザインはパリ、生産はミラノで行われており、オンワードラグジュアリーがミラノに本社を構えていることも共通点として挙げられるほか、コレクションに用いている素材はほとんどがイタリアもしくは日本からのものだという。
今回の契約に販売は含まれない、とオンワードラグジュアリーのフランコ・ペネ(Franco Pené)CEO。現在、販売は「OAMC」が手掛けている。また、株式の買収といった話も一切ない。ただし、こうしたパートナーシップが将来的に発展する可能性は否定できないだろう。
「OAMC」は2017年1月のパリ メンズファッションウィークにてランウェイデビューを果たし、ストリートシルエットにクチュールライクなディテールを合わせた現代的なワードローブを提案している。
一方のオンワードラグジュアリーグループはイタリアを拠点に、高級ブランドの生産販売を手掛ける。現在、「マルベリー(Mulberry)」のシューズ、「ロシャス(Rochas)」のウィメンズウェアとシューズ(今後メンズウェアも加わる予定)、「アントニオ・ベラルディ(Antonio Berardi)」のウィメンズウェアに、「プロエンザ・スクーラー(Proenza Schouler)」、「シーバイクロエ(See by Chloé)」のシューズなどのライセンス生産を行っている。
傘下のブランドとしては、「ジル・サンダー」、「モロー・パリ(Moreau Paris)」、「シャーロット・オリンピア(Charlotte Olympia)」などを所有するが、「ヴェロニク・ブランキーノ(Véronique Branquinho)」はこの6月にメゾンを休止した。
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