2015/12/16
「#ParisWeLoveYou」 パリの観光産業をサポートするキャンペーンがSNS上で開始
2015/12/16
フランスの観光産業に関わる企業24社が参加する団体「アリアンス46.2(Alliance 46.2)」が、15日に「パリ、ウィーラブユー(Paris We Love You)」キャンペーンをスタートした。各種SNS上で世界的に発信され、11月に起きたテロにより冷え込むパリの観光産業を振興するのが目的だ。

キャンペーンには、パリ空港公団、フランス商工会議所(CCI France)、イル=ド=フランス地域圏(IDF)のほかにも、ケリング(Kering)やクラランス(Clarins)、ギャラリーラファイエット(Galeries Lafayette)、ロレアル(L’Oréal)、ヴァント・プリヴェ(Vente-Privée)といった大手民間企業も参加している。主催者によると、更に参加組織は増える予定で、特に他のパリの百貨店も加わるという。
パリジャンだけでなく、フランス人から外国人まで、世界中の人々を対象としている。ポータルサイト(parisweloveyou.fr/)にフェイスブック・ツイッター・インスタグラムのいずれかのアカウントでサインインすると、プロフィール画像が巨大モザイクの一部として表示される、というシステムだ。また、ハッシュタグ「#ParisWeLoveYou」がついた投稿もページ下部に表示され、合計数のカウンターも設置されている。
パリ市は、2020年までに観光客数1億人達成を目標に掲げている。しかし11月13日に起こった同時テロ事件により、11月後半の空港利用者数は前年に比べ12万3000人も減少した。パリの観光業者の81%相当が不振を実感しており、平均して集客は27%、収入は24%落ち込んでいるという。
不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com