2019/04/12
「Project Tokyo」第2回は9月25日~26日に開催
2019/04/12
3月27日~28日の2日間にわたって初開催された展示会「Project Tokyo」が、第2回の日程を発表した。初回は盛況のうちに終了したという。

「Project Tokyo」はUBMが主催するイベントで、大規模な総合展示会「Magic」形態から移行してこの3月にローンチした。規模は小さくなったが、よりターゲットを絞り、商談サポートやマッチングなどパーソナルなサービスに焦点を当てた新しい形態が注目されていた。
第1回には、日本だけでなくアメリカやフランス、イタリアなどから集まった約270社が出展した。具体的な来場者数は明かされていないが、「最終日には終了時間の午後7時まで商談が続いていた」と主催者側。
「東京の大手百貨店だけではなく、日本各地からバイヤーを集めました」と同展の石原隼人ディレクターはコメントしている。「さらに、ヨーロッパやアメリカ、そして中国、韓国、台湾といった東アジアからも重点的にもバイヤーを招きました。我々は『Project Tokyo』をアジア市場への入り口と位置付けています」。
また、同展最大の特徴である「マッチメイキング」サービスにより事前に660の商談アポイントメントがセッティングされたが、その多くが受注へ繋がったという。
来場バイヤーとしては、日本からは三越伊勢丹、阪急阪神百貨店、高島屋、大丸松坂屋といった百貨店や、シップス(Ships)、トゥモローランド(Twomorrowland)などのセレクトショップ、さらにゾゾタウン(Zozotown)、ギンザシックス(Ginza Six)の名前も挙がっている。また、海外からも、ブルーミングデールズ(Bloomingdales)、アンソロポロジー(Anthropoloigie)、プランタン(Printemps)、ギャラリーラファイエット(Galeries Lafayette)、リバティ(Liberty)、セルフリッジ(Selfridges)、トップショップ(Topshop)、ファーフェッチ(Farfetch)、ドーバーストリートマーケット 北京(Dover Street Market Beijing)、レーン・クロフォード(Lane Crawford)など幅広い。
日本に初めて出展したというアムステルダム発のブランド「Wardrobe」のデザイナー、Dominika Budnyは、「市場やビジネスエチケットについて役立つ情報を得ることができた」と同展のサポートを評価している。「マッチメイキングサービス も、実りある関係を構築するのにとても便利だった。今後も継続して日本でのビジネスチャンスを模索していきたい」と話した。マッチメイキングの他にも、希望出展者には外国のバイヤーとのコミュニケーションをサポートするオプションサービスなども提案している。
物理的な距離や納期の違い、文化や言語の壁もあり、日本で国際総合展示会を成功に導くのは簡単なことではない。昨今では「Project Tokyo」や「Man/Woman」など、規模よりもビジネス支援を中心としたサポートやサービスに重点を置く展示会も増えている。
第2回「Project Tokyo」は、9月25日~26日の2日間、場所を渋谷ヒカリエに移して開催予定だ。
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