fashionsnap
2016/12/08
「WJKW」がリブランディング NY進出を視野に
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2016/12/08
「アツシ ナカシマ(Atsushi Nakashima)」を手掛ける中島篤と、メンズブランド「ボイスノンヴァーニ(Boisnonverni)」やウィメンズブランド「アヌーン(Anuuné)」を手掛ける白木大地の2人によって再始動した「ダブルジェイケイダブル(WJKW)」の2017年春夏プレデビューコレクションが披露された。ブランドコンセプトは「普遍的で洗練された機能美」で、メンズとウィメンズ合わせて約50型のアイテムを展開。海外のビッグメゾンを顧客に持つ大手毛織物染色整理メーカーのソトーと共同開発したオリジナルの最先端ジャージー素材を武器に、2020年にはNYをはじめとする海外進出を視野に入れている。
新生「WJKW」は、かつてのコンセプトだった「不変」を、時代に合わせて変化しながらも本物の価値を継承するという意味での「普遍」に進化させ、ミリタリーにクラシックの要素を加えた服を展開。ターゲットは、ラグジュアリーブランドのカジュアルアイテムに飽きてきた30〜40代の大人と設定している。素材とデザインディテールは白木、立体デザインは中島が担当。伸縮性に富み、軽くて動きやすい最先端ジャージー素材に加え、縫い代が無くフラットな「ダブルシーム」の技術を採用することで一枚の布に包まれているような着心地のアイテムを展開する。
今回のプレデビューコレクションに続く2017年秋冬コレクションで本格ローンチし、2018年にはファッションショーの開催や直営店のオープンを予定。白木は「インターナショナルなブランドはリブランドで盛り上げている。元気がない(日本の)ファッション業界に一石を投じたい」と意気込みを語った。また、「NYは理にかなった国」(白木)とし、海外では作れない最先端ジャージー素材を強みとしてNYを皮切りに、アジアやヨーロッパでも展開していきたい考えだ。中島は、自身が手掛ける「アツシ ナカシマ」ではクリエーションを追求しているが、「WJKW」では着心地を追求し「自分が着たい服や着せたいと思う服」をイメージして製作しているという。
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