「クロエ」が循環型社会を意識した新プロジェクトを発表　商品タグからトレーサビリティを確保へ

　「クロエ（Chloé）」が、2023年春夏コレクションの一環として「クロエ・ヴァーティカル（Chloé Vertical）」を発表した。商品に組み込まれたデジタルIDをNFCタグやQRコードで読み取ると、クロエ・バーティカル専用ページに移動し、製品の製造工程をはじめ、手入れ・修理方法、所有者番号付きの製品保証書の確認ができる。

　　プロジェクトは、クロエが電子認証会社であるEONとヨーロッパの大手中古品マーケットプレイスを運営する「ヴェスティエール・コレクティブ（Vestiare collective）」とのパートナーシップ契約のもと実現。具体的にはEONが提供するデジタルIDを通して、製品保証書を確認することで製品の情報開示がされ、中古品売買の円滑化を推進する。

　ファーストローンチでは、バッグ、シューズ、レディ・トゥ・ウェアの3つのカテゴリーで展開され、 クロエのサプライヤーおよび製造業者も全工程で参加。 ブランドは2025年までに全製品にデジタルIDを導入することを目標としている。