「グッチ」の2019年クルーズショー、南仏アルルの世界遺産アリスカン墓地で開催

Dominique Muret

掲載日
2017/12/11

「グッチ（Gucci）」は、2019年クルーズコレクションを南フランスのアルルで発表する。ショーはローマ時代の墓地アリスカン（Alyscamps）を会場に、2018年5月30日に開催される。

　アリスカンは世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」にも登録されており、こうした大規模なイベントを迎えるのは初めてのことだという。昨年は、アテネのアクロポリスでショーを行う計画だった「グッチ」だが、ギリシャの当局に申請を却下され、フィレンツェのピッティ宮に会場を変更していた。

　それ以前にも、ニューヨークのディア・アート・センターやロンドンのウェストミンスター寺院でクルーズショーを開催してきた「グッチ」。アーティスティックディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ（Alessandro Michele）は、ついに古代遺跡でのランウェイという夢を叶えることになった。アリスカン墓地は「ユネスコの世界遺産であり、長い間数々の芸術家や文筆家を魅了してきた」とブランド側。